2019.02.10

【No.2541】かっこいい1人用ソファ『MAYチェア』

ソリウッドの吉祥寺ショップではダイニングテーブルとダイニングチェアをメインに展示しています。その中でも少し異色な存在として展示されているのが、2つのリラックスチェアです。ともに北海道津別町に工房を構える山上木工が製作する『MAYチェア』と『SWINGチェア』です。『MAYチェア』は1人用のソファ、『SWINGチェア』はロッキングチェアとなります。ソファを置きたいけど、2〜3人がけのソファだと場所を取るし、常に複数の人数が座るわけではないといったケースは多いと思います。そんな時は、1人用のソファを検討してみるのもよいかもしれません。椅子としては大きい部類ですが、大きなソファと違い、1人で動かすことも可能なので、今日はこっちにおいて、来客があるときは並べて使うといった使い方、配置のバリエーションも増えます。

今日のブログでは、ソファータイプの『MAYチェア』の特徴を紹介します。

後ろ脚がデザインのポイント

私が『MAYチェア』をはじめて見たときの第一印象は「かっこいい」でした。肘掛けが後ろ脚と繋がっていて斜め後ろにでているところが特にかっこいいと感じる点です。座面が低いソファだからこそ実現できるおもいきった角度ですが、この後ろ脚がシャキッとした締まりある見た目に大きく貢献していると思います。

あぐらもかける大きな座面

このようなソファタイプの椅子は、しっかりとくつろげる、ゆったり出来るという点が重要になってきます。座面の横幅は560mmと広めの設計になっていますので、そのまま座るだけでなく、座面の上であぐらをかくことを可能です。下の写真は弊社スタッフがあぐらをかいて座っている状況を撮影したものです。肘掛け部分は座面の半分ぐらいしかありませんので、奥までしっかり座ってもあぐらをかく邪魔にはなっていませんでした。

座面のほどよい柔らかさ

ソファーはものによって座面の柔らかさがマチマチです。柔らかく座ると沈みこむ感覚があるものややや反発を感じるものもあります。『MAYチェア』の座面は中にウレタンのクッションが入っていますが、沈みこむ感じはありません。優しくお尻を支えてくれるような感じなので、好みはあるととろではありますが、違和感を感じる方はそう多くないと思います。

高橋三太郎のデザイン力×山上木工の技術力

『MAYチェア』は、長年木の椅子のデザインと製作に携わってきた北海道札幌在住の高橋三太郎さんと山上木工の共同椅子プロジェクト「ISU-WORKS」のEシリーズにラインナップされています。Eシリーズは日本の低座椅子というコンセプトで長く低い位置に座る日本人文化にそって、デザインされた椅子です。モダンな感じがしても、どこか懐かしさも感じることができる三太郎デザインの真骨頂がこの『MAYチェア』にもしっかりと表現されています。それを実現するのが、山上木工の技術力です。山上木工にはソリウッドと同じ家具工房とは思えないほど、大型のNC工作機がたくさんあります。機械加工は、人の手では手間がかかってしまうカタチでも効率よく削ってくれる点にメリットがあります。ただ、椅子は部材を組み立てる工程が非常に重要で、これにはどうしても人の手が必要です。山上木工では機械の得意分野は機械に任せ、最後は職人の手で組み上げる体制が整っています。まさに、現代の木工を実感できます。

木の椅子はテーブルと同様に日々使っていくことで、味わいが増してきます。それでいて長く使えるという点も大きなメリットです。お値段的には10万程度と安くはない価格ですが、長く使えることを考えるとコストパフォーマンスは悪くありません。忙しい毎日でも家でホッとするひとときを木が癒してくれるという暮らしも悪くないと思います。

1人用のソファを探している方にとっては、試しに座ってみるだけでも価値がある椅子だと思います。

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