2019.02.09

【No.2540】リーズナブルな価格帯の無垢材テーブル。

本日は木工教室の開催日ですが、関東地方大雪の予報のため参加した生徒さんは少ないです。東京都心でも積雪という予報になると、当然相模湖地域も積雪になることが多いです。しかも、量は1.5倍くらいですかね。

ですが、今のところ雪降ってないです。予報も少し変わって、関東の西側はほとんど降らないかもと言っている予報もあります。雨雲の様子も見てもそんなに相模湖地域はそんなに大雪にはならないかもしれません。積もらないと良いのですが…

吉祥寺ショップで展示販売している”すぐお届けできるテーブル”には2種類あります。一つは8シリーズと称して販売しているもので、八の字型の脚がついていて天板の厚みは30mmです。


こんな感じのシルエットです。漢字の八の字型に組んだ脚を天板裏にボルトで固定しています。脚の付け方を簡易化することで製作コストを下げて、リーズナブルな価格で提供できるようにしています。リーズナブルな価格設定になっていますが、機能はちゃんとしています。もちろん乾燥がしっかりとされている木材を使用していますし、接着剤も強力なものを使用してハギが剥がれないように細心の注意をして作られています。耳の部分も従来通りにワイヤーブラシを使って仕上げています。

天板裏に反り防止策として金属製の反り止めを埋め込んでいます。これも従来のテーブル同様に加工しています。


8シリーズのテーブル天板裏はこんな感じになっています。黒いのが鉄製の反り止めです。L字型をしていて、天板に彫り込みをしてビスで固定しています。天板が収縮しても悪影響を及ぼさないように彫り込みよりも短い反り止めを入れています。ここがギチギチになっていると天板が縮んだ際に、反り止めが逆に突っ張り棒のようになって悪影響を及ぼすことがあります。なので、見た目は少しルーズですがこうして置かないとダメな訳です。ビス打ちするための穴も楕円型にしています。ネジ径ギリギリの穴だと同じく天板が縮んだ時に悪影響になる可能性があるので。

無垢材を扱う上ではこうしたクリアランス(隙間)が必要になります。これは木材が空気の状況によって動くからです。乾燥していると、縮みます。湿気が多いと伸びます。日本は夏と冬とで湿度の差が大きいので特に注意が必要になります。出来るだけ、こうした伸縮でないようにしっかりと乾燥をさせていますが、完全に伸縮をなくすことは出来きません。なので、伸縮することを前提にして製作しています。

8シリーズのテーブルで現在販売中のものはこちらのページで確認することが出来ます。耳つきのものが多いですが、ストレートカット(長方形)のものもあります。耳つきテーブルは樹皮がついていた部分を残してテーブルにしています。樹皮をつけたままにしていると樹皮の裏側を虫が喰ってしまいます。なので、樹皮は取り除いています。耳の部分は木材の流通段階でキズがついてしまったり、えぐれてしまったりします。その部分はグラインダーで整えるようにしています。が、なるべく自然の形が残るように仕上げています。

耳つきかストレートカットかは見た目の好みで決めてしまって問題ないです。機能的には違いはあります。耳つきの方がワイルドでありながら、ラインが緩やかなので優しい雰囲気も出ます。ストレートカットはよりシャープな印象がします。

というわけで今日はソリウッドが販売している8テーブルシリーズを紹介しました。

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