2018.03.28

耳つきとストレートカットテーブル、どっちがいいの?【No.2236】

ソリウッドでは、無垢材テーブルが主力製品になりますが、大きくわけて2つのタイプがあります。それが「耳つき」と「ストレートカット」の2つになります。「耳つき」とは聞きなれないと思いますが、簡単にいってしまうと、立木時の樹皮があった部分のカタチをそのまま残したテーブルということになります。ですので、左右の端が直線ではなく、曲線になります。

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こんな感じのテーブルです。「耳つき」テーブルの場合は、1枚の板をそのままテーブルにした1枚板テーブルや、2枚の片側に耳がついた板をはぎ合わせた2枚はぎテーブル、両端に耳がついた板を配置し、間には耳部分をカットした板をはぎ合わせる多数枚はぎと使う板によって若干呼び方が異なります。耳つきの場合、全て1枚板と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。ソリウッドでは製作している耳つきテーブルはむしろ1枚板のほうが少なく、2〜3枚はぎの「耳つき」テーブルが主体になっています。1枚板とはぎ合わせた耳つきテーブルでは、強度面での違いはほとんどありません。1枚板はブランドようなもので1枚でダイニングテーブルになる幅がある板の希少価値は高いです。その分、原材料となる板の価格も高くなりますので、テーブルの価格もかなり高価なものになります。価格的には2枚はぎになると一般的には1枚板テーブルの4割から半分ぐらいの価格になるような気がします。また、木目の出方についても2枚はぎのほうが変化があり、面白い木目になったり、左右対称に近い感じの模様になることも多く、そこが板をはぎ合わせる耳つきテーブルの魅力にもなります。

一方、「ストレートカット」テーブルは、樹皮があった部分をカットした板のみを使いますので、長方形や正方形の整ったカタチのテーブルになります。

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ソリウッドでは、「ストレートカット」テーブルの場合、850mmの奥行きだと通常5〜7枚程度の板をはぎ合わせて天板を製作しています。こちらのテーブルを製作する場合は、製材時に耳部分をカットした状態の板を仕入れ、工房で接ぎ合せをしているものが多いです。耳をカットした状態の板でも巾はマチマチで、はぎ合わせる際もそれぞれの板の巾は均一にはしていません。なるべく10cm以下の巾の板が内容にはぎ合わせることが多いですが、そのあたりは自然な素材を相手にしているので絶対ということはないのが難しいところです。

店頭でお客様とお話をしていると「耳つき」テーブルと「ストレートカット」テーブル、どっちが良いのですか?といった質問を受けることがあります。答えとしては好みの問題であって、テーブルとしての優劣はないということになります。ソリウッドでは前述したように「耳つき」のほうが1枚1枚の巾がより広い板を使う傾向にありますが、接ぎ合わせをする際に使う接着剤や方法に違いがあるわけではなく、はぎ枚数の違いは単純な見た目の違いのみになります。はぎ枚数が多いとすこしごちゃごちゃした印象になるのと、小口面をみるとはぎ面のところに見える直線が多くなるといった違いがあります。また、はぎ枚数のみならず「耳つき」と「ストレートカット」の違いも見た目による違いが大半です。「耳つき」のほうがより自然な印象となり、見た目のインパクトもあります。一方、「ストレートカット」はどちらかというと洗練されたモダンな印象を与えます。どちらを選ぶかは見た目の好みとどういった雰囲気のお部屋にしたいかという点で変わってくると思います。木が好きで、見た目でインパクトのあるテーブルをダイニングスペースの中心におきたいというかたには断然「耳つき」をオススメします。

価格的な違いも少しあります。一般的には耳がついているほうが高い傾向にありますが、これも天板に使う板の枚数によって変わることもあり、ソリウッドで販売している「耳つき」テーブルでも5枚程度の板を使った現品販売をしているテーブルの中には、ウォールナット材の同じサイズのストレートカットテーブルより価格が安いというものもあります。なので、ケースバイケースな面もありますが、ソリウッドの場合、W1500のサイズで2枚はぎの耳つきの場合は20〜28万の価格帯のものが中心で、同じサイズの「ストレートカット」テーブルだと15万程度〜といった感じになります。

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