2017.06.14

おすすめのダイニングテーブルとは【No.1949】

吉祥寺ショップの店頭でお客様と話をしていると「オススメのテーブルはどれですか?」といった質問を受けることがあります。ここで求められているオススメは色々な観点があると思います。「オススメの樹種は?」「どういった構造のテーブルがオススメか?」「ここにあるテーブルの中ではどれがおオススメか?」といったものが例示することが出来ますが、今日は私自身が感じているオススメのテーブルについて書きたいと思います。

素材は無垢材がオススメ

テーブルの素材は様々なものがあります。代表的なものは無垢材や木質素材を使った木製のもの、ガラス製のものですが、質感や長い期間使用できるといった点で無垢材のテーブルがオススメです。特に持ち家や家族で住んでいるご家庭ではダイニングテーブルは家族が集まって食事をする場所です。そういった家族にとって生活の象徴となるものがテーブルだと思います。そこにどっしりとして、いつまでも触れていたい自然な質感のテーブルがあれば心豊かな生活が送れると考えるからです。もし、無垢材のテーブルを考えているのであれば、オイル仕上げのものを積極的に検討頂ければと思います。オイル仕上げとは植物性のオイルや他の天然素材のものを調合し家具用のオイルとしたものです。ドイツのメーカーで製作されているものが日本でも多く使われています。オイル仕上げの最大の特徴は木部に液体状のオイルが浸透して保護するという点です。これまで木製家具の仕上げの大半がウレタン塗装に代表されるようにプラスチック性の樹脂でコーティングする塗装が主流でした。コーティングする塗装では実際に触れているのがプラスチックになりますので、木本来の質感というものを味わうことが出来ませんでした。それが20年ほど前ぐらいから先述したオイルが開発され広く使われるようになりました。いわばオイルは木の質感を最大限に味わうことが出来る仕上げ方法だといえます。

無垢材のテーブルの樹種は広葉樹がオススメ

無垢材であればどんな木で良いというわけではありません。樹木はその構造から針葉樹と広葉樹に分類されます。一般的に比較的柔らかい木質とされる針葉樹は、爪で押したりすると簡単に凹み跡がついてしまいます。オイル仕上げなどコーティングをしていない仕上げですと、ダイニングテーブルの天板としては少し強度が足らないと考えます。反対に比較的硬いとされのが広葉樹です。一般的な硬さである広葉樹であれば、あとは見た目の印象や木目、色味などといった項目で好みで選んで頂くのがよいでしょう。樹種によって色味や木目の出方、同じように仕上げても表面の微妙な肌触りの違いなどがあります。これは、様々な樹種のテーブルをみて、実際に触って比較検討をすることをオススメします。

搬入や引っ越しのことを考えた構造のものがオススメ

意外と盲点かもしれませんが、ご検討中の家具がどのように搬入されるのかを確認しておいたほうがよいと思います。中には、工房で天板と脚をしっかりと組んではじめて成立するものがあります。これらは一度組み立てがされてしまうともう分解することが難しくなります。もちろん、ビスなどでとまっているものはそのビスを外せば、取り外すことは出来ると思いますが、ネジ穴が緩んでしまってもう一度組み立てようと思ったらビスがしっかり固定出来ないといったことが考えられます。

20170613 1

ですので、何度でも組み立てと取り外しが出来るテーブルのほうが将来的な視点でもオススメです。ソリウッドでは金属製のプレートとメスのネジを天板裏にねじ込むことで、何度でも取り外し→組み立てが出来るテーブルになります。天板裏に金属製の部品があることに抵抗感を抱く方もいらっしゃるかもしれません。ですが、長い期間使うにはどうしても必要だと考えています。

賢木@吉祥寺

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest