2018.03.18

SWINGチェア:個人的レビュー【No.2226】

今日はソリウッドで扱いのある椅子の中でも異色の存在ともいえる椅子の個人的なレビューを書きます。その椅子の名は、SWINGチェア(ISU-WORKS)です。その名の通り、スウィングするロッキングチェアです。SWINGチェアの見た目・デザイン的な特徴は以下2点です。

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奥行きを高さもコンパクトなロッキングチェア

ロッキングチェアというとログハウスの暖炉の前においてある大きな椅子というイメージがあります。そんなシチュエーションにあるロッキングチェアは背が高くハイバックで、脚の後ろ部分が大きく後ろに突き出している椅子です。このSWINGチェアは、一般的な体型の方が座れば頭は椅子からでる程度の高さまでしかありません。そして後ろについてもアーム部分から後ろにせり出すように出された脚が前脚からくるものと接合されています。そのため、従来のロッキングチェアのように後ろに大きくでているということがありません。

洋室にも、和室にも合うモダンデザイン

SWINGチェアは従来のロッキングチェアとは違う新しいロッキングチェアといえると思います。先述しましたが、デザインはモダンでありながらも和室にもしっくりとくるデザインになっています。デザインを手がけたのは、自身も木工家として活動している北海道札幌市在住の高橋三太郎氏です。高橋氏は木の椅子づくりに長年携わっており、自身でデザインを手がけたものも多数あります。ソリウッドで扱いのある椅子ブランドであるISU-WORKSの椅子はすべて高橋氏のデザインになっています。使い心地と木の特性をいかした木製椅子らしいデザインの融合は高橋氏得意の分野で、見ただけではなく座っても納得のいく椅子が多いです。

実際にご購入された方に話をきくと、和室で使うと答えた方はわりといらっしゃいます。和室だと、普通の4本脚の椅子をおくと、その部分だけ凹んでしまい、痛みの原因にもなります。ロッキングチェアであればそういった心配がないので、和室でリラックスできる椅子をお探しの方にはオススメです。さらには、和モダンをデザインモチーフにした旅館やホテルなどの畳に置いたら非常にマッチするのではないかと個人的に思っています。そのあたりのインテリアデザインを担当の方、お問い合わせお待ちしております。

では、座った感想に移ります。

はじめてこの椅子に座った瞬間は、期待感もありなんか心地よくて笑っちゃう感じがしたのをはっきりと覚えています。腰から上部分をささえる部材が大きく、しっかりと背を支えてくれるので椅子が動いたときの頼りなさは一切ありません。また、ロッキングチェアといってもそこまで大きく揺れ動く感じではありませんので、酔ってしまう感じもありませんでした。ソリウッドの吉祥寺ショップには展示品がないのですが、追加でオットマンも製品化されています。オットマンを使えば、より安定感のあるリラックスチェアになるでしょう。本を読むにはロッキングの動きがあまり適していない気がしますが、スマートフォンでニュースを読んだり、ゲームをしたりするには問題ない揺れ心地だと思います。一番向いているのは、やはり何も考えずにぼーっと椅子の動きに身を任せることかもしれません。

SWINGチェアのクッション部分は、布またはレザー(人工皮革)を張り、布だと種類と色、レザーは色が選択できます。また、樹種はナラ、チェリー、ウォールナットの3種で製作が可能です。製作はオーダー製作となり、ご注文頂いてから1.5ヶ月程度で全国にお届けが可能です。金額などの詳細は、商品詳細ページをご覧ください。

SWINGチェア(ISU-WORKS)

また、座面、背部分ともに付け替えすることができますので、へたってきたり、汚れたりした場合は交換が可能です。特に背の部分は外からボルトなどが見えないので外せないのでは思われがちですが、外せるようにしっかりと工夫がされています。こういったところも嬉しい使う側からすると嬉しいポイントになります。

考え抜かれた機能美のあるデザインと研ぎ澄まされた機械加工技術をもつ山上木工が組み合わさり実現された新しいロッキングチェア、ぜひ体験してみてください。

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