2019.01.20

【No.2524】無垢材テーブル、今ならクルミかチェリーがオススメ

オススメの材は何ですか?

とよく聞かれます。無垢材テーブルの場合、オイル仕上げで制作することが多いので、その材が持つ色味が直接、仕上げ後の見た目に影響してきます。ですので、オイル仕上げの無垢材テーブルは材種=見た目の色味という感じになります。色味は人それぞれ好みが違ったり、設置するお部屋の雰囲気なども考慮することが重要です。ですので、オススメの材はこれっと断言することに躊躇してしまうことがあります。

ですが、もし見た目の色味は雰囲気が嫌いでなければ、クルミ材もしくはチェリー材はぜひ検討して頂きたい材です。クルミ材は明るい雰囲気で、どこか素朴な感じがしますが、クルミの木を見ていると暖かくほっこりとした気持ちになります。ナラやオークなどの明るめの材のフローリングとの相性はバッチリです。

以前製作したクルミ材の耳つきテーブルの天板です。

一方、もう少し色がついていて落ち着いた雰囲気が好みでしたら、チェリー材のほうが適しているかもしれません。チェリー材は少し赤みのある茶褐色で、チェリー材を選ばれる方の多くがその色味が気に入ったとおっしゃっています。また、チェリー材の特徴の一つでもある経年変化が自然素材らしい特徴で、それを楽しみに選んでいる方も少なくありません。

二つの樹種に共通しているのが、散孔材ということです。木には水分や養分を汲みあげるための導管というものがあります。その導管が小さくて不規則に散らばっているのが散孔材です。散孔材は、やすりで磨きあげるとすべすべの質感になります。ですのでクルミとチェリーのテーブルはオイル仕上げであれば、しっとりしつつもスベスベしている心地良い肌触りとなります。

納品事例:チェリー材テーブル&ENNチェア

こちらはチェリー材のテーブルと椅子(ENNチェア/ISU-WORKS

この二つの樹種は最近のソリウッドでも人気があり、ご注文の数も多い材です。ここしばらくウォールナット材の人気が高く、注文数の割合も高かったですが、最近はその傾向もおさまりつつあり、ソリウッドではチェリー材のほうが数が多い月が多々あります。ウォールナット材の人気の陰りの原因としては、材の価格の高騰と、どこへ行ってもウォールナットという状況をみて他の材もみてみたいという心理が働いているのではないかと個人的には思っています。ウォールナット材の価格高騰には、頭を悩ましている家具屋さんも多いと思います。以前に比べ、高い価格になったに加え、材の質も落ちたという時期もありました。余計に良い材を手に入れるには高い価格で買わなければならない状況だったわけです。ソリウッドでもウォールナット材テーブルの価格を見直しする際には、価格の上昇率が一番高くなってしまっていました。

そんな状況のもとで、価格が安定しているクルミ材とチェリー材は制作サイドからしても使いやすい材といえます。4人がけのストレートカットテーブルの価格は、4本脚込みでクルミ材(天板厚28mm)¥168,480-(税込)、チェリー材(天板厚30mm)¥174,960-(税込)となります。ちなみにウォールナット材は212,760-ですので、チェリー材で¥37,800の違いがあります。安い分を椅子などの予算に回して、椅子を少し豪華にするなんてこともできそうです。

無垢材テーブルは欲しいけど、よくわからないし、決められないという方であれば、クルミ、チェリーで選んで頂いても損はないと思います。ただ、クルミの場合は椅子も同じ材で揃えるとなると、クルミの椅子はあまりないので、同じような色味で揃えるならナラ材の椅子を選択することになります。テーブルと椅子の材が違っても全く問題はないですし、クルミ×ナラの組み合わせは違和感などもないです。

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