2019.01.16

【No.2521】タモ材はコーディネートしやすい無垢材だ

先日のブログでは今月のイチ押しとすぐお届けできるテーブルからタモ材の耳つきテーブルについて紹介しました。そこでも少し触れましたが、今日のブログではタモ材の特徴と魅力、そしてタモ材の無垢材テーブルにどういった椅子を組み合わせるといいのか書いていきます。

タモ材は、その見た目からオーソドックスな木材とされることがあります。家の内装材や家具などで多く使われますが、丈夫な広葉樹無垢材でという注文があれば、真っ先に候補に挙がるのがタモ材ということもあります。ですので、家具を扱う量販店などにいくと、タモ無垢材やタモ化粧合板といった表記をよく目にすると思います。それだけ、多く流通し、あらゆるシーンで使われている木です。ソリウッドでも本棚やテレビボードの収納の見積りでは、材の指定がなければまずはタモ材で見積りを算出しています。

見た目の特徴は明るい褐色とはっきりとした木目の様子です。色味は薄い茶色で、木というと多くの方が連想される色味をしていると思います。色味に主張があまりないので、どんな色にも合わせやすく、コーディネートを考える上でも使いやすい材です。お部屋全体の雰囲気などが決まってなく、テーブル購入後、後から他の家具などを買う予定というときには、無難な選択肢とも言えます。

木目は、材の切り方によって違いがありますが。板目と呼ばれる切り口では、たけのこ型もしくは山型の木目がはっきりと出ます。この模様についてどう思うかは個人差がかなりあると思いますが、好き嫌いがはっきりでる木目の感じかもしれません。同じ色味をしている材では、ナラ(オーク)系がありますが、木目がよりはっきりしていて色味も若干明るいのがタモ材です。瞬時に見分けるのは難しかもしれませんが、いくつかタモ材とナラ材を見ていると違いもわかってくると思います。

日本で流通しているタモ材の主な産地はロシアです。タモ材の多くはロシアから輸入させているものです。長らく安定した供給があり、価格も無垢材として安めの価格で安定していましたが、近年はロシアの輸出政策の変更もあり、値段が急激な上昇を傾向にあります。数年前までは、先述したように、無垢材といえばタモ材というぐらいでしたが、この価格上昇に伴い、少しづつ状況が変わってきています。タモ材を扱っていた家具屋さんも徐々に北米からの輸入材であるオーク系をラインナップに揃える傾向になりつつあります。

とはいえ、タモ材の木目、色味が好きという方もいらっしゃいます。タモ材の代替で使われるホワイトオーク材もソリウッドでは試したことがありますが、表面に干割れとよばれる細かい割れがいくつも現れ、オイル仕上げで整えるのに苦戦し、現状ではラインナップに加えていません。しばらく、タモ材の扱いは変わらないでしょう。

すぐお届けできるテーブルとして展示販売している8011テーブルですが、もしこれに合わせて椅子も揃えたいという場合には、ナラ材の椅子をオススメします。同じタモ材の木製椅子もあることはありますが、数はそこまで多くありません。ナラ材であれば色味も似ていますし、テーブルほど大きくないのでその違いが目立ちません。選択肢も多いのでナラ材の椅子と合わせるのがベストだと感じています。

ナラ材であれば、ソリウッドで扱っている椅子ブランド(ISU-WORKS、宮崎椅子製作所、いのうえアソシエーツ)の椅子であればナラ材を選択することが可能です。ナラ材の椅子はタモ材同様、どんな色との相性も良いです。淡い色味のベージュなどと合わせると優しい印象になりますし、濃い目の黒やネイビーと合わせると落ち着いた雰囲気の椅子になります。

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