2019.01.15

【No.2520】ZENチェアとGENチェアはここが違う。

北海道の木工家・高橋三太郎さんとNC工作機による加工が得意な木工所・山上木工さんのタッグによって製造されているISU-WORKSブランドの椅子はおかげさまでお客様からとても好評です。2018年に発売されたZENチェアは今までのISU-WORKSブランドの椅子の良いとこどりをした椅子でまだ発売されてから時間は経ってはいませんが、多くの注文を受けています。私も自宅のダイニングチェアとして使用しています。

ISU-WORKSブランドの椅子はたくさんラインナップされています。ダイニングチェアとして使える椅子に関してはGシリーズ、Nシリーズ、Aシリーズの3つのシリーズがあります。Gシリーズの椅子の名前は末尾にGが付きます。HUGチェア、TAGチェア、MEGチェアという感じです。Nシリーズの椅子は末尾にNが付きます。ZENチェア、LENチェア、GENチェアという感じですね。AシリーズはTACチェア、YACチェア、SOLAチェアなど名前にAが付きます。

これらのシリーズの違いですが、Gシリーズはコンパクトなサイズ感の椅子で、スタッキングできるように設計されています。Nシリーズはゆったりと座れるサイズで、丸みを帯びたデザインで統一されています。Aシリーズは座れ心地を追求したラグジュアリーな椅子が揃っています。

今日のブログで取り上げるZENチェアとGENチェアはともにNシリーズにラインナップされている椅子です。

こちらがZENチェアになります。

こちらがGENチェアです。

どちらの椅子も背にもファブリックが張られているタイプの椅子になります。サイズはZENチェアがW495×D530×H780 SH420 AH650mmでGENチェアがW520×D523×H730 SH420 AH630mmとなっています。

ZENチェアは肘掛けが途中までのタイプ、GENチェアは肘掛けが前方まで伸びているタイプになっています。まず、肘掛けの長さが違います。形状はほぼ同じです。GENチェアの肘掛けを途中でカットしたようになっているのがZENチェアです。ZENチェアは前脚が座面より上に来ていないので座面はオープンな感じです。それに対してGENチェアは座面が脚で囲まれているようになっています。なのでZENチェアに比べると少しW(ワイド)を広くして余裕を持たさせています。

そしてこの2つのモデルの一番の違いは座面の柔らかさです。

ZENチェア : 座面が硬め
GENチェア: 座面が柔らかめ

となっています。硬さの違いは座面の形状の違いによるものです。ZENチェアは板の上にクッション性のあるウレタンフォームという素材を置いてその上にファブリックが張られています。GENチェアは四角に組んだ枠の上にウレタンフォームを置いています。枠の中央部はおそらくベルト状のゴムのような素材が巻かれていると思います。なので、座面の真ん中あたりは座ると下に沈み込むようになっています。ZENチェアは下が板なのでそれ以上下に沈み込むことがありません。こうした構造の違いで座面の柔らかさが違っています。

では、どちらが良いのか?

それは好みです。

柔らかく沈み込むような座面が好きな人はGENチェア。あまり沈み込む感じが好きではなく、硬めの座面が好きな人はZENチェア。という感じになると思います。GENチェアはソファの座り心地に近いです。ZENチェアの座面は硬めではありますが、ウレタンフォームが敷かれているので木の座面のような硬さではなく、ちょうど良い塩梅の硬さです。ただ、沈みこむ感じが少ないので、長時間座ったりしても疲れにくいように感じます。

座り比べてみても、どちらの座面も本当によく出来ていて座り心地はどちらも良いです。こればっかりは好みの問題ですね。私もGENチェアの座り心地はとてもよく感じていますが、比べてみると下に沈み込まないZENチェアの方が姿勢を保ちやすく疲れてにくいかなと感じてZENチェアを家のダイニングチェアとして使っています。

ぜひ、ソリウッドの吉祥寺ショップで両方の椅子を座り比べてどちらが好みか確かめてください。家族内で意見が分かれた場合でもZENチェアとGENチェアは面の取り方が同じでデザインにも共通部分がありますので、2脚+2脚といった組み合わせでも全く違和感はないと思います。

ZENチェア

GENチェア

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest