2018.12.12

【No.2492】無垢材テーブルはオーダーメイドと現品どちらのを買うのがよいの?

無垢材にこだわった家具作りをしているソリウッドでは、無垢材テーブルが主力商品になります。無垢材テーブルにも注文方法が2つあります。一つはオーダー製作となるテーブルで、その名の通り、お客様のご要望をお聞きして製作しお届けすることになります。ソリウッドだけでなく無垢材テーブルを製作販売している家具屋さんのほとんどが採用している注文方法だと思います。無垢材テーブルは選択できる樹種が複数あり、サイズも使う人数、スペースによって最適なサイズも変わってくるので、いろいろなバリエーションの在庫を揃えておくより、その都度オーダーで製作したほうが余計なコストをかけずに製作することが可能です。ですが、その反面デメリットも生じます。
【オーダー製作のデメリット】納品までに時間がかかる
ソリウッドで注文を受けて製作する無垢材テーブルは通常2〜2.5ヶ月の納期がかかります。これは、小規模な工房なので単純に一気に製作することが出来ないのと、そもそも自然素材である無垢材を扱うには丁寧にじっくり時間を掛けるほうが結果的に長く使える良いものが作られるからです。無垢材テーブルに使う材は製作後の狂いを少なくさせるため、よく乾燥された材を使うことが前提です。ですが、よく乾燥された材でも表面を削って真新しい面がでることで、少し反りがでてしまうことも日常的にあります。そこで、完全にその木を持つ性質をださせるために、乾燥された材でも一度表面を削ってしばらくそのままにしておきます。外部の空気と触れることが七の細胞が動きますので、その木が持つ特性などが見えてきます。少なくとも1週間はこの時間が必要です。残念ながらこの時間は完全な待ち時間になってしまいます。
また、自然の質感を存分に引き出すためにオイル仕上げをすることが多いです。このオイルは比較的乾燥するのが早いとされる乾性油のひとつである亜麻仁油を主原料としています。ですが、テーブルの表面、裏など全部に塗るわけなので、次の作業に入るまでしばらく時間が必要になります。
これまで見てきたように、製作する工程でも乾燥などの時間がどうしても必要な時間が出てきますので、少し長めの納期が必要になります。

【オーダ製作のデメリット】完成型血が注文時に確認出来ない
オーダー製作で請け負う場合、一部の耳つきテーブルを除き実際に使用する板をお客様にご確認頂くことが出来ません。天板に使う材料はその都度在庫のある板の中からベストな組み合わせを導くべきあれやこれやとスタッフが天板のように並べて確認しています。木目の感じやハギ枚数はお任せ頂いているので、実際にどんなテーブルが出来てくるのかも楽しんで見ていただけると幸いです。
上述した注文で製作するテーブルのデメリットを少しでも解消すべき今年の中頃から完成品の無垢材テーブルにも力を入れています。樹種、サイズは予めソリウッドで決めたもので製作して吉祥寺ショップに展示販売しています。今現在はW1500とW1600のものを中心に、19台ほどあります。樹種はチェリー、クルミ、タモ、ウォールナット、カバ材で耳つきのものとストレートカットのもの両方があります。現在のラインナップについてはソリウッドホームページから「すぐお届けできるテーブル」をクリックすると一覧で表示されますのでそちらをご確認ください。

現品販売のため、汚れなどを気にする方もいらっしゃるかと思いますが、発送前に確認をし、目立つものがあればリフレッシュさせて出荷するようにしますので、ご安心ください。むしろ、無垢材テーブルは出来た直後が一番狂いやすい状況にあります。しばらく展示していなくて反りなどが出ていなければその後も狂いなく使える可能性が高いと考えています。
無垢材テーブルをお考えの方には、まず現品販売のすぐお届けできるテーブルを見て頂き、気にいったものがない、サイズやはぎ枚数にこだわりたいといった場合にはオーダー製作の見積り依頼をして頂ければと思います。

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