2017.10.26

ゆったり座れるISU-WORKSのRINとLENを徹底比較【No.2083】

店番をしていると、不思議なことが時折おきます。しばらく動いていなかった樹種や椅子などの注文が突然立て続けにきたりすることがあります。ここ最近の具体例としては、ウォールナット材のRINチェア(ISU-WORKS)のご注文が連続できました。RINチェアは木工家でもあり椅子のデザイナーでもある髙橋三太郎さんと北海道津別町の木工所「山上木工」さんがタッグを組んで発売をはじめた木の椅子プロジェクトのラインナップの1つです。ISU-WORKSには、3つのシリーズ展開がありRINチェアのNシリーズはゆったりと腰掛けることができるサイズの椅子が揃っています。最近はコンパクトさよりもゆったり感を求めるお客様が以前に比べると増えているような気がしていますが、ゆったり目の椅子を探している方には、RINのみならずこのNシリーズの椅子はどれもオススメが出来ます。今日のブログでは、このNシリーズの中で人気のあるRINチェアとLENチェアを比較しながら紹介したいと思います。

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RINチェア(ウォールナット材)

まずは共通点ですが、先述した通りどちらの椅子も札幌在住の髙橋三太郎さんがデザインをし、山上木工さんが製作しています。いずれもゆったり座れるサイズで座面の張り地部分がともに440mmの幅があります。このサイズがあれば男性でもゆったり感を感じることが出来ると思います。また、いずれもナラ、チェリー、ウォールナットの3種類の樹種を選ぶことが出来ます。座面高もデフォルトの設定は420mmで同じです。ただし、ご注文の際にご指定頂ければ脚をカットして座面高を低くすることも出来ますし、+30mm程度でしたら高くすることも可能です。座面高の変更に関してはプラス料金がかからずに対応が可能です。

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LENチェア(チェリー材)

肘掛け

RINチェアは前脚まがっつりと肘掛けのあるタイプの椅子です。一方、LENチェアは肘掛けが途中までのハーフタイプの椅子になります。どちらかが良いかについては一長一短があると考えています。肘をかけるという本来の機能面のみに着目するとなれば長さのある肘掛けのほうが肘をおいたときの安定感があります。肘の安定感を重視するならRINチェアに軍配が上がります。一方、ハーフタイプの肘掛けにもメリットがあります。それは出入りのしやすさです。テーブルの下に収納している椅子をひいて、座るケースがほとんどだと思いますが、椅子をひく距離はハーフタイプの肘掛けのほうが短くてすみます。また、横からの出入りもしやすいです。椅子をひくスペースが十分にないケースではハーフタイプの肘掛けが重宝されます。

座面

どちらもゆったり座れるタイプですが、座った際に感じる座面の感覚に違いがあります。RINは座面の中央部分が盛り上がっているように中のウレタンフォームが配置されています。座ってみると、少し沈み込むような感じでお尻への当りは優しいです。LENは見た感じは中央がやや凹んでいます。お尻をしっかりと支えてくれる感じがしますが、RINに比べるとやや硬く感じるかと思います。個人的にはRINの座面のほうが好みですが、座面の座り心地は体型にもよりますし、好みもあると思いますので実際に座ってみた感覚を重視するのが良いと思います。

また、選択できる座面のタイプも少し違いがあります。LENは板座も選択することができます。LENの板座は5枚の無垢板をすのこ状に配置したデザインになります。LENチェアの板座もご注文が集中した時期もありました。板座の場合、座面の劣化による張り替えなどが必要ないのでその点はメリットにもなります。

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価格

ISU-WORKSの椅子の価格は、樹種と座面のタイプで変わってきます。最も安いナラ材×布座のもので、RINが¥67,900(税抜き・送料別)、LENが¥63,300(税抜き・送料別)となっています。RINのほうが肘掛けが長い分少し高めの設定になっています。

賢木@吉祥寺

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