2014.09.03

テーブル選び方講座で、主のテーマに加えて話すトピックス

このブログでも何回か告知させて頂きました「ソリウッド テーブル選び方講座」の2回目が無事終了致しました。今回も前回と同じくらいの人数の方にご参加頂きました。

テーブル選び方講座

話す内容も前回と同じように、無垢テーブルを選ぶ際に悩みがちな3つのポイントについてお話ししました。3つのポイントは「樹種」、「サイズ」「仕上げ」です。

この3つについては第1回の講座告知の際に少し触れたので、そちらのエントリーをみて頂ければおおよそのことはわかって頂けると思います。この講座では、一番伝えたいことはこの3つについての選ぶ際のポイントなのですが、それ以外の情報もトピックス程度にお話しているようにしています。

今回は第1回と第2回でお話したちょっとした知識・情報をまとめてみようと思います。

針葉樹の例外、広葉樹の例外

樹種を選ぶ際に、どうしても「針葉樹」と「広葉樹」の違いについては知っておくと、木を適材適所に使うということへの理解が進むと考えています。基本的には針葉樹は、葉が細長く、材の表面は柔らかいといった特徴があります。広葉樹は、葉が大きく、硬いのが特徴です。ですが、どちらも例外となる木が存在します。ちょっとヒントを出すと、針葉樹なのに葉が大きい木で街路樹としても有名です。それと広葉樹のほうは、広葉樹なのに、非常に柔らかい木質の木です。日本では、古くから箪笥などに使われている木です。皆さん、わかりますか?

答えは、「イチョウ」と「桐(キリ)」です。

「イチョウ」は銀杏がなる木です。葉は扇型で広葉樹の葉と比べても遜色ない大きな葉です。イチョウについては針葉樹としていますが、中には針葉樹でも広葉樹でもないと分類することもあるそうです。

「桐」は、落葉広葉樹で淡い紫色の花をつけます。葉も大きく、家紋としても有名な木です。外的特徴はいわゆる広葉樹といえますが、材の質は、非常に柔らかくて、軽い材です。先日の講座では、針葉樹の代表として杉の木片を用意し、柔らかさを実際に感じて頂きました。杉やヒノキなどの針葉樹は、爪でぎゅーと押すといとも簡単に跡がつきます。広葉樹では、針葉樹ほど簡単に跡はつきません。しかし、桐は針葉樹と同様に簡単に跡はつきます。

木材市場の傾向

現在、無垢材テーブルとして人気があるのは、ブラックウォールナットやブラックチェリーなど北米からの輸入材です。ソリウッドでも、ここ何年もウォールナット材が人気ナンバー1の座に君臨しています。これらの材の人気の要因は、現在の洋風の住宅スタイルに合うという点が挙げられると思います。ウォールナット材は、濃い茶褐色でシックで高級感のある材です。チェリーはウォールナットほど色濃くはありませんが、着色では絶対にでない、オレンジがかった褐色になります。チェリーの場合は、だんだんと色濃くなる経年変化が顕著なのも人気の一因です。

ところが、20年から30年前の家具に使われる広葉樹の代表格はケヤキとナラ材でした。もちろん、現在も使われている材ではありますが、流通量も激減していますし、人気といった面でもやはり落ち込みは否めません。特にケヤキに関しては以前ケヤキを専門に扱っている材木屋さんも沢山ありました。ところが、現在ではケヤキだけではやっていけなく、輸入材や国産の他の樹種も広く扱っている材木屋さんが多いようです。

テーブル選び方講座では、こんな感じの木に関するトピックスを講座の中心テーマに織り交ぜながら進めていきます。

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