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家具屋で働く双子のブログ
『片づけの解剖図鑑』が面白い。片づけられないのは家の設計のせい?
「片づけの仕掛け」が満載の優しい本だ!
鈴木信弘さんの『片づけの解剖図鑑』 (エクスナレッジ) には、これから家を建てようと思っている人に役立つ情報が満載でした。
現在まで設計に携わった住宅は100件以上という建築家の鈴木さんは、散らかりやすい家にはそれなりに訳があると考えているようです。その事は冒頭の文章から伺えます。
もし、あなたの家が、片づけても片づけてもまたすぐに散らかってしまう家だとしたら…それはあなたの責任ではありません。おそらく、あなたの家を設計した人の責任です。あなたの家の図面を作成するにあたり、事前に考慮すべきであった「片づけやすい仕掛け」を、うっかり忘れてしまったのです。
だからといって、担当の設計者を責めてはいけません。彼は彼なりに、彼女は彼女なりに、「いい家」をつくろうと懸命でした。ただほんの少し、設計上の力点が、収納や片づけといった日常生活の作業性にかかわる部分から逸れ、見た目のよさやコストといったそれ以外の部分に移ってしまっただけの話です。そしてそれは、住宅設計の現場では実によくある話なのです。
そして、この本の中で「片づけやすい仕掛け」についての具体例をイラストつきでわかりやく説明してくれています。とっても優しい本なのです。
玄関を荷物が集まる港と考えれば…
タイトルから、片づけるためのノウハウ本だと思われがちです。しかし、この本はそれ以前の家作りの段階での知恵や工夫を惜しむことなく紹介してくれている本なのです。
例えば、玄関は港に例えて解説しています。港のそばには船から降ろした貨物を保管しておく巨大な倉庫が必ずあります。様々な荷物が運びこまれる玄関も同じことだと鈴木氏は言います。宅配便で届いた荷物を仮に置いておきたい、コートなども玄関に掛けておいたほうが便利、ゴルフバック、ベビーカーなども外に置いておくのは不安だけど、部屋まで持っていくのは面倒… 思いあたる節がありますよね。玄関は靴を履いたり脱いだりするだけの場所ではないですよね。だらか玄関にはちょっとした倉庫機能があったほうが片づく訳です。
このような”なるほど”と関心する「片づけの仕組け」が24項目に分けられた章ごとに紹介されています。
片づけ無用の聖地には”家族みんなのデスク”がぴったり!
もう一つ、無垢材テーブルをオーダーで製作する生業をしているものにとっては、ビジネスチャンスになるかもしれない項目を発見しました。
ワークスペースという項目で解説されている「片づけやすい仕掛け」です。なんでも許させる場所としてのワークスペース。散らかる場所を一箇所にしてしまうという発想です。家の中で1番片づけをしているのはお母さんだと思われます。(“うちは違うな”と小さい声でつぶやくお父さんもたくさんいるとは思いますが…)
そんなお母さんを応援するスペースとして机を設置します。パソコンやミシンを置いておくテーブルとして使い、散らかりそうな物の緊急避難場所としてのワークスペース。キッチンのそばにあれば、いろいろな事をやりながら他のことをこなさなければいけないお母さんにとっては好都合。そしてダイニングから直接見えないようにすれば、散らかっているスペースが他人に見られることもないですよね。これはいい発想だと思います。
そして、ソリウッドで打ち出した”家族みんなで使えるデスク”というのが、まさにこのワークスペースになるのではないかと思ったのです。ソリウッドでは”家族みんなで使えるデスク”と名付けましたが、”お母さんのためのワークスペースデスク”としてももちろん使えます。ぬくもりある無垢材で製作したデスクはまさに忙しいお母さんのためのご褒美にもなります。
さらに、まさに昨日、そんなデスクの価格の見直しをしてお買い得になったデスクがあります。グッドタイミング!!!!
同じ丸太から採れた板で製作したこれよりひと回り大きいデスクも価格を見直し、64,050円(消費税込み・脚はホワイトオーク材)になりました。どちらも現品限りの1点物です。ダイニングテーブルの素材として人気のトチ材を使用しています。
このデスクに使われているトチ材は他のトチ材とは少し変わった木目をしています。アーモンドの殻のような木目をしています。
アーモンドの殻を見たことない方はこちらのブログ記事を。『殻付きアーモンドが止まらない!アーモンドの木ってどんなんだ?』 色が濃くなってる部分の色やカタチ、模様が少し似てるでしょ!!!
これらのデスクの詳しい情報を知りたい方は賢木@吉祥寺が書いた昨日のブログをご覧ください。
『家族みんなのデスクがさらにお手頃価格に!』
なんかこの表紙に見覚えがあるという方、正解です!
といっても著者の方が違っています。が、帯には堂々と”待望の続編”と書かれています。その種明かしはあとがきに書かれていました。増田さんは鈴木さんが所属する建築家グループ「area045」の先輩建築家なんだそうです。そういう繋がりで続編となっているそうです。
二冊ともイラスト満載で”なるほど”がたくさん詰まっています。無垢材家具に興味があってこのブログにたどり着いた方の中には、家の購入、心地よい住まいづくりに興味を持っている方がいるはずです。そんな方に自信を持ってオススメできる2冊です。
瑞木@相模湖
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