2016.01.20

丸や楕円のテーブル【No.1438】

ソリウッドの無垢材テーブルはオーダーで製作することが多いです。デザインも木の樹皮部分を残した耳つきテーブル、長方形や正方形にかたちを整えたストレートカット、丸や楕円、その他といった感じで多様です。ご注文頂く数では耳つきやストレートカットのテーブルが多いですが、丸や楕円といった円のテーブルも根強い人気があります。

今日はソリウッドの丸テーブルと過去に製作したことがある楕円のテーブルを紹介します。

こちらは直径１１００mmの丸テーブルです。丸テーブルの脚は４本脚で上の写真のような角テーパー脚と下の写真のような丸テーパー脚のどちらかを選んで頂くことができます。

脚のデザインについてよく受ける質問があります。「４本脚ではなくて真ん中に柱のような１本の脚をつけることは出来ますか？」という質問です。これはよくカフェなどでよくみるスタイルですが、無垢材でやろうとするとハードルがたかく、実現させるのは難しいです。まず、天板が重いのでテーブルとしてのバランスを保つのが難しいです。しっかりと丈夫にしようとすると、かなりごっつい脚になってしまい、皆様がイメージしているようなスッとしたものではなくなります。そういった理由で、ソリウッドではそういったご注文はお断りしています。

もし、やろうとするのであればカフェなどで使われている市販のスチール製の脚に無垢材の天板をつけるのが無難な方法だと考えます。

吉祥寺ショールームには丸脚テーパーの見本で掲載した写真のように、ウォールナット材の丸テーパー脚の展示があります。場所の都合で丸テーブルの展示品はこれだけになりますが、上述したように脚のデザインを２種類から選べて、また樹種も選べます。ウォールナット材の他に、チェリー、タモ、ナラ、メープルが選べます。定番となるのは以上の５種類ですが、クルミ材やブナ材も板が入手出来るようであれば製作は可能です。樹種や脚のデザインによって、価格が違うので詳細は吉祥寺ショールームまでお問い合わせください。

丸テーブルの他に「楕円テーブルは出来ますか？」といった質問を受けます。定番というかたちで展示などはしておりませんが、お客様のご要望によって製作は出来ます。以前、ご注文頂いたチェリー材の楕円テーブルの納品事例を紹介します。

ご注文頂いたお客様は横浜市からお越し頂いたご夫婦で、これまで使っていた楕円型のテーブルの脚が壊れてしまい買い替えを検討している中で、ソリウッドのホームページをご覧になりご来店頂きました。壊れてしまったテーブルはデザインも気にいっていて、買い替えるにはデザインもサイズも同じものをご希望されていました。また、樹種についてはこれまでお使いのテーブルが濃い赤茶色だったということで、経年変化を経てオレンジがかった濃いめの茶色になるチェリー材をオススメし樹種も決まりました。吉祥寺ショールームで相談させて頂いた仕様を踏まえ、図面を作成し最終的な仕様・デザインの確認をして頂き、製作に至りました。

また、楕円までいかなくても四角のテーブルの角を丸くしたいという要望も聞かれることがあります。通常、ストレートカットテーブルの場合、角は５Rの面取りをしています。５Rとは半径５ミリの円を描くように角をとるということになります。５Rの面取りをすると見た目では四角にみえて、あたっても痛くない程度の適度の丸みになると考えています。それでも、あまりスペースがなく動線にテーブルの角がくる場合などはご要望によって面取りを大きくすることも可能です。

上の写真は角を２０Rに面取りしたストレートカットテーブルです。ストレートカットテーブルでもご注文後に製作するので細かなカスタマイズが出来ます。こうしたいというご要望がありましたら、ぜひスタッフに相談してみてください。場合によっては実現不可能なこともありますが、出来る限りご要望に近づけたかたちの提案をさせて頂きます。

賢木＠吉祥寺

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