ストレートカットテーブル樹種紹介 その2。【No.2438】

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2018.10.18

ストレートカットテーブル樹種紹介その2。【No.2438】

昨日のブログの続きです。

チェリー材やウォールナット材と同じ北米産の木材でちょっとマイナーな存在なのがメープル材です。チェリー材やウォールナット材に比べると知名度も人気も低いですが、ちょくちょく注文が入るのがメープル材です。

メープル材は木としてはとても明るい色をしています。白っぽい色をしています。クリーム色に近いですかね。パッと見はあんまり木に見えないかもしれませんが、間違いなく木です。でも、あまり木の模様がないと思うかもしれません。メープル材は導管が狭く、木目が曖昧な感じなのです。導管が細いので手触り感はスベスベしています。要するに凸凹が少ないんですね。導管の太い木は表面をいくら滑らかに整えたとしても導管があるので凸凹しています。と言っても手で触ってもハッキリと凹凸は分からないくらいです。ですが、メープル材のような導管が細い木と比べるとその差は歴然です。実際にソリウッドの吉祥寺ショップで色々な樹種のテーブル表面を手で触ってみてください。手触り感は樹種によって違います。

メープル材は白っぽいので、軽くて柔らかいイメージを持つかもしれません。しかし、実際は真逆です。重くて硬いんです。見た目の印象とは違います。メープル材は野球のバットにも使われる木材です。特にメジャーリーグのパワーヒッターに人気があるそうです。日本人にはちょっと重くて硬いので、好んで使う人は多くないようです。

明るい色のダイニングテーブルを求めている人にとっては候補になる樹種です。最近はやりの白っぽいインテリアにもぴったりな樹種ですね。あまり木っぽくない丈夫なテーブルを探している人にとっても候補になりうるのではないでしょうか。硬い木なので丈夫さは問題ないですからね。

クルミ材は優しい雰囲気を持っています。ウォールナット材もクルミの仲間ですが、だいぶ雰囲気は違いますね。クルミ材は日本や中国、ロシア産のものが流通しています。産地を特定するのは無理ですが、おおよそこの辺りの木だということで許してください。クルミ材は無垢材家具に使われる木の中でも軽くて柔らかいです。最近は軽め(重たくない)のテーブルを探されている方も多いです。そんな方にオススメなのがクルミ材です。ただ、柔らかめなので他の樹種に比べると、少し傷が付きやすいです。軽くて硬い木というのは無いので、どちらを優先するかという問題になります。

私も自宅でクルミ材のテーブルを使用しています。雰囲気はとても気に入っています。ただ、やはり傷は付きやすいかなと。我が家には10ヶ月の子供がいますので、色々なものをテーブルにガシガシ打ち付けています。なので、まだ2ヶ月ちょっとの使用ですが、凹み傷がいたるところに… まあ、しょうがないです。

タモ材はオーソドックスな木材ですかね。いわゆる木の色をしています。木目もしっかりと出るので木っぽい木です。ロシア産のタモ材は品質もよく広く流通していました。しかし、ロシアが輸出を制限している影響で価格も上がり、流通量が減っています。そのためスタンダードな木材としてよく使われていたのが、だんだんと使われなくなっています。硬さや重さは無垢材の中では中間くらいです。使い勝手の良い木材なので、また手に入りやすくなってくれるといいのですが…

ナラ材もタモ材に似た色をしています。ナラ材の方がちょっと色が濃いですかね。落ち着いた雰囲気を持っています。タモ材よりは硬くて重いです。木目も割とハッキリと出ます。柾目の板には虎斑という模様が出ます。漢字が意味する通り、トラ柄みたいな模様になります。物によってはかなり激しい模様になるので好き嫌いが分かれるところです。板目部分には虎斑は出ませんが、ナラ材は激しい木目をしているものが結構あります。全体としては落ち着いている雰囲気なのですが、木目は結構激しめです。タモ材同様にロシア産のナラ材が広く流通していましたが、輸出制限のため流通量が激減しています。価格も高騰しています。ロシア産のナラ材に変わって北米産のホワイトオーク材が使われるようになってきています。また、東ヨーロッパ産のナラ材も日本に輸入されるようになっています。

硬さもありますが、やはり重さもあります。木材としては日本でも長く使われているので親しみを感じる人も多いでしょう。丈夫さはあるので丈夫なテーブルを探せれている方にオススメです。

というわけでソリウッドで扱っいるストレートカットテーブルに使われる樹種を紹介してきました。