2019.11.21

現品販売のクリ材テーブル(D135)のオススメポイント

先週の木曜日に、現在吉祥寺ショップに展示しているクリ材の4枚はぎテーブル(D135・ストレートカット)について、書きましたが、もう少しこのテーブルについて書きたいことがあるので、おつきあいください。

こちらのクリ材は、瑞木@相模湖が岐阜の木材市場で仕入れてきた板です。市場で販売されている板は基本的には乾燥していませんので、家具に加工をする前にしっかりと乾燥をさせます。ソリウッドでは、自前の乾燥庫で低温でじっくり乾燥させています。乾燥の段階が終わらないと具体的にどこをどう使えるのかわからないのが木材を素材としえ扱う時の難点ですが、もともと同じものは一切ない素材ですので、その都度柔軟に対応することができます。

こちらのクリ材テーブルを実際に木をどう使うか考える木取りの段階では、耳つきテーブルになる予定でした。ところが乾燥が終わってみると耳部分の損傷やふけがひどいので、木取りの段階でストレートカット(長方形)のテーブルにしようということになりました。無垢材で、特に耳がついている板は、そうでないものに比べ、耳部分がどのような状況にあるか確認し、木取りをする必要があります。

結果的にいえば、今回耳を切り落としてストレートカットの天板にしてよかったということになります。その理由がこちら!!

ここは木端(こば)と言われるテーブルの側面の木目です。少しキラキラとしていてシワがよったような杢が出ています。実際の見た目は写真より趣があります。このような木目は天板の表面にたくさん出ていると少し癖が強く、遠慮したくなってしまう人も多いかと思いますが、厚み40mmで木端全体に出ているというわけではないと、キレイな木目として、テーブルのアクセントとして認めて頂けるのではないかと思います。

私個人的には、この部分があることによって、このD135テーブルの魅力が2〜3倍は変わると思っています。さらに当初の予定では耳つきテーブルだったので、そのまま耳がついたテーブルになっていたら、この部分は現れることなく誰の目にもとまることがなかったとなるとロマンすら感じてしまいます。

これは意図したわけではありませんが、木取りをした工房スタッフのナイス判断ということになりました。こういうことがあるから無垢材は楽しいと改めて感じることとなり、このラッキー杢目をぜひご家庭のメインとなるダイニングテーブルとして迎えて頂きたいと思うことから、このD135テーブルが今ある現品販売のテーブルの中で私の一番のオススメとさせて頂きます。

D135 明るく伸びやかに

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