2019.11.11

じっくりと時間をかけて乾燥させた板を使った無垢材テーブル

ソリウッド吉祥寺ショップは「キャッシュレス・消費者還元事業」の対象店舗です

ソリウッドの吉祥寺ショップ「Soliwood Crafis」は10月1日から始まりました「キャッシュレス・消費者還元事業」の対象店舗になっています。10月1日現在クレジットカード(VISA、master、JCB、AMERICAN EXPRESS、Diners Clubのみが対象)でご購入のお客様は5%還元の対象になります。

PayPayにつきましては、申請は終わっていますが、事務局での承認がまだのため、現時点では対象になっておりません。承認がおりましたら、改めてお知らせ致します。

当事業は、2020年6月までの期間限定になります。この機会にぜひ無垢材家具のご注文をお願い致します。

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先週の金曜日に吉祥寺ショップに新作の無垢材テーブルを運び込みました。今回運び入れたのは4台の無垢材テーブルです。4台のうち3台は、材木市場で私が仕入れてきて、自社の木材乾燥庫で乾燥させた板を使用しています。


こちらはC130テーブルです。チェリー材の耳つき2枚はぎテーブルです。チェリー材は北米産の木材です。日本には現地で製材された板の状態で輸入される場合と丸太のまま輸入される場合があります。 前者は耳はカットされた状態の板がほとんどのため、耳(樹皮がついていた部分)つきの板を手に入れるためには丸太のまま日本に輸入されたものを仕入れる必要があります。

こちらに使用した板は丸太で日本に来て、製材所で厚み60mmに製材された状態で材木市場に出展されていたものです。仕入れた時の状態はこんな感じでした。

仕入れた段階ではまだ生木で多くの水分を含んでいます。このままでは使用できないので、乾燥をさせます。半年から1年くらいは外に積んで天然乾燥をさせます。それから人工乾燥庫に入れてさらにじっくりと乾燥させます。実は、木材の乾燥から行なっている家具工房というのは少ないんです。多くは乾燥された板を材木屋さんから仕入れています。乾燥から行うのは経験が必要で割れたりするリスクを負わなければいけません。でも、木を知る上では自分たちで乾燥させることはとても良い経験になります。

ソリウッドで稼働している木材乾燥庫は遠赤外線の力を用いて乾燥させるタイプです。多くの材木屋さんで使用されている中温や高温で乾燥させるものに比べると時間は掛かりますが、じっくり時間をかけて乾燥させるので木材へのダメージが少ないです。


こちらはクリ材で製作したD135テーブルです。このテーブルの天板に使用した板も材木市場で仕入れた板です。もともと耳がついた状態で、耳つきテーブルにするつもりでした。しかし、耳の状態が良くなかったので耳の部分をカットしてストレートカットテーブルに仕立てました。

クリは実が美味しいので、とても身近な木ですよね。庭に植えらていたりして良く見かける木です。木材としても利用価値は高く、特に水に強い性質を持っているので昔から重宝されていました。現在はあまり使われなくなってしまいましたが、家の土台や鉄道の枕木など、朽ちて欲しくない部分にはクリが使われていました。

D135テーブルの天板に使った板は柾目に近い部分が多く、クリ材にしてはおとなしい感じの木目になっています。柾目に近い部分でこれだけの幅が取れるということは太い木から製材された板だということが分かります。近年は幅広いクリの板が入手しにくくなっていますので、次にこのようなテーブルがいつ製作できるかは分かりません。結構貴重な存在かもしれませんよ。

C130 荒々しく美しく

D135 明るく伸びやかに

どちらのテーブルも現在ソリウッド吉祥寺ショップにて展示販売中です。もちろん一点物なので、興味のある方はお早めにどうぞ。

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〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
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