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家具屋で働く双子のブログ
家具屋もテーブルが欲しい話。
こんにちは。ソリウッドで働く双子の姉です。(ソリウッドの双子は実は3人姉弟だったんですね!)普段は吉祥寺ショップにいますので、もしかしたらお話させていただいたことがある方もいらっしゃるかもしれません。この度、週一回程度の頻度でブログを担当することになりましたので、こちらでもどうぞよろしくお願いいたします。
さて。
のっけから具体的なお話で恐縮ですが。
ソリウッド吉祥寺ショップに小さなお子様と一緒にご家族で来店され、ダイニングテーブルのサイズ選びで迷ってらっしゃるお客様に、私はこうお伝えすることがあります。
「お部屋のスペースが許す限り、少しでも大きいテーブルをオススメします。」
これは何も、サイズが大きくなるとテーブル代金が高くなり、売り上げにつながる、とかそんな腹黒い気持ちからではありません。ほんとうに。
我が家は4人家族です。夫と私、そして子どもが二人います。中学生と小学生です。
家のダイニングテーブルはW1300×D 850×H700のナラ材ストレートカットテーブル。
(ソリウッド製です!)
結婚してしばらくの間は日本を離れていたので、帰国して東京に住まいを構えたときに迎えたテーブルです。
当時はいまよりも狭いマンションに夫婦二人の生活でしたので、W1300 の長さは、大きさとしては十分でした。時々友人が遊びにきても、(友人たちもまだ子どもを育てている人は少なかったので)、十分でした。
そこから今の住まいに引っ越しをしてダイニングスペースが少し広がっても、特に不自由を感じていなかったのでそのまま使い続けて、いまに至ります。
気がつけば、我が家のダイニングテーブルともそこそこ長い付き合いになってきました。子どもが二人生まれて4人そろって食事をするときも、まだ子どもたちが小さいうちはテーブルが狭いなんて感じたことはありませんでした。人を招くとなると(このころには友人たちにも子どもがいたりして)、少し狭いなと感じることがあっても、それでもまだ「不便」という感覚にはなりませんでした。
でも。
子どもたちってすぐ大きくなるんですよね(サイズ的に)…。本当にあっという間に。
あたりまえっちゃーあたりまえなんですが、夫と二人で生活を始めたときは、将来子どもが二人生まれて、その子どもたちがあっという間に(サイズ的に)大きくなって、テーブルが狭くなるなんて、想像にも及ばなかったわけです。
誰も将来のことなんてわからないんです、想像もつかないんです。
今、現実として、中学生と小学生の子ども二人がいる4人家族でW1300×D850×H700のテーブルは、はっきりいって狭いです。「長さ」が足りないんです。隣のひと(といっても家族ですけど)の「圧」をもろに感じるんですね。「圧」だけならまだしも、ときどき物理的にひじとひじがぶつかったりもするわけで、こうなると完全に「不便」です。こどもたちのいざこざにもつながります。子どもたちがいざこざ始めると、大人もイライラしてきたりして、せっかくの食事の時間の雰囲気が最悪です。テーブルに適度な広さ(大きさ)があればおこらなかったであろう残念な「いやな空気」です。困ったもんです。
こんな風に明らかな「不便」を感じるようになったのは数年前(つまり上の子が小学校高学年くらい)なので、すでにここ数年間は「不便」を感じながらだましだまし生活を続けているわけです。子どもがそれぞれの活動に忙しくなってくると4人そろって食事をする機会も減ってくるので「だましだまし」が通用しているといえるのかもしれません。
欲しいテーブルの概要は決まっているんです。こんな感じ。
・W1800程度
・耳つきテーブル
・色は明るめ。ウォールナットやチェリーではなく、ミズメ、カバ、クルミなど。
・できれば2枚接ぎ
…そろそろ読者の皆さんから
「家具屋さんなんでしょ?テーブルなんて売るほどあるでしょ。」
という声が聞こえて来そうです。
はい、売るほどあります。というか売ってます。
もちろんこれまでも「お、これいいな」と思うテーブルはありました。店頭に展示していても「これ、私が買っちゃおうかな」と下心を持っていたものもありました。
けれど、いまだ購入に至っていないのは、
「お、いいな」と思っていたテーブルはすでにほかのお客様のお手元に旅立っているからなんですね。自分が狙っているだけに、思い入れも強く、もしかしたらものすごくそのテーブルたちの良さを熱弁してしまったのかもしれません。
その結果、私が狙っていたテーブルを気に入ってくださって購入していただいたお客様には、もう本当に感謝しかありませんし、今もおそらくお客様の生活の中心にあるのではと想像するたびにうれしくなります。と同時に我が家のテーブル探しはふりだしに戻ります。
「ソリウッドはオーダー製作するんでしょ?オーダーすればいいじゃないか!」
とそんな声も聞こえてきそうです。
確かに、その通り。
けれどうちのテーブルを作ることで、ほかのお客様の納期がすこーし遅くなるのかな、なんて考えるとどうにも踏み出せなかったり…いやいやこれは完全なる言い訳ですね、弁解の余地もございません。ごにょごにょ。
まあとにかく「だましだまし」やっておりまして、
今日もまた「ぶつかった」「ぶつかってない」「(テーブルの下で)蹴られた」「いやそっちが先に踏んできた」などという不毛ないざこざが繰り広げられているわけです。
これを書きながら、テーブルのサイズは家族が安心して落ち着いて食事をするためにも重要なことだったんだな、と改めて思っている次第です。
「置ける限り少しでも大きいテーブルをオススメします。」と私はお客様にお話ししいているのは、私自身がこんな背景を持っているからなのです。(あー、テーブル欲しい。)
そんなわけで、どうぞご参考までに。
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