2019.07.28

オイル仕上げテーブルメンテナンスガイド 【基本的なメンテナンス編】

オイル仕上げの無垢材テーブルは定期的にメンテナンスをしてあげることで、シミや汚れがつきにくくなります。ですが、どうメンテナンスをしたら良いか悩んでいる方ややり方は分かっているけど自分で上手くできるかどうか不安なのでやっていない方もいると思います。なので、今一度ここでオイル仕上げの無垢材テーブルメンテナンスのやり方を紹介したいと思います。

このメンテナンスの前提はオイル仕上げの無垢材テーブルだということをお忘れなく。ウレタン塗装のテーブルには今から紹介するメンテナンスはできません。ご注意ください。また、ソリウッドで製作したオイル仕上げのテーブルを想定しているので、使用しているオイルはリボス社のアルドボスというオイルです。他社製作のテーブルでは使用しているオイルが違いますので、このメンテナンスが当てはまらないこともありますのでご注意ください。

【基本的なメンテナンス】

もっとも簡単なメンテナンス方法はテーブル天板にオイルをそのまま塗ることです。この方法ではシミや汚れが消えることはありませんが、こまめにオイルを塗ることでシミや汚れがつきにくくすることは出来ます。使っていくうちにオイル成分が抜けてしまいます。オイル成分が抜けてしまっているとシミや汚れがつきやすくなるので、それを防ぐためのメンテナンスです。

1.
手が汚れないように使い捨ての手袋や軍手を用意します。自然素材でできたオイルは手についても害はありませんが、手がベトベトしますので念のため手袋を使うことをお勧めします。一度使った手袋は放置せずに水をたっぷりと含ませてから燃えるゴミとして捨ててください。

2.

ウエス(布切れ)でオイルを塗っていきます。オイルを含ませたウエスでテーブル天板全体に万遍なくオイルが行き渡るようにします。少量のオイルを天板に垂らしてからウエスで塗り伸ばして行く方法でも構いません。垂らしたオイルをそのままにするとシミになる場合があるので、すぐに塗り伸ばすようにしてください。

3.

綺麗な(オイルを含んでいない)ウエスでオイルを拭き取ります。余分なオイルをそのままにしておくとベタベタする要因になるので、木部に染み込まなかったオイルはすぐに拭き取るようにします。オイルの拭き残しがないように少し力を込めてしっかりと拭き取るようにしてください。

4.

ウエスにオイルがつかなくなるまでしっかりと余分なオイルを拭き取れたら基本的なメンテナンスは終了です。オイルを塗ったテーブルは少なくとも半日ほどはそのまま使わずに乾燥させてください。

5.

オイルが染み込んだ手袋やウエスは酸化熱で高温になります。丸めて置いておくと熱がこもって発火する恐れもあるので、使用後は水でジャバジャバに濡らしてから燃えるゴミとして捨ててください。
また使うからといって、保管することがないようにお願いします。

【メンテナンスで失敗しないためのヒント】

オイル仕上げは塗ったオイルをすぐに拭き取るため、ムラがないように塗る必要はありません。もたもたして時間がかかるとオイルが乾いてきて拭き取りにくくなるので、素早く万遍なくオイルが塗れたらすぐにしっかりと拭き取ってください。ムラなく塗ろうという気持ちは必要なく、しっかりと拭き取ることが重要です。

木口(年輪が見える部分 長方形のテーブルなら短い辺の側面です)にオイルが垂れるとシミになりやすいです。天板からオイルが垂れないように塗るようにしてください。万が一、木口にオイルが垂れてしまったらすぐに拭き取ってください。

湿度が高いとオイルが乾きにくいです。乾かずにベタベタが取れない場合もありますので、湿度の高い梅雨時にオイルメンテナンスをするのはなるべく避けた方が良いです。

以上がソリウッドのオイル仕上げテーブルのメンテナンス方法です。

※他社製品に関してはどのようなオイルが使われているか判断ができません。よってこのメンテナンス方法で良いかに関しては弊社では判断できませんのでご了承ください。

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