2019.02.05

【No.2537】クルミってどんな材?

八の字型の脚がついた無垢材ダイニングテーブルシリーズの新作2台はクルミ材です。8シリーズと名付けたこのシリーズは天板の厚み、脚の形、テーブル高を規格して、なるべくリーズナブルな価格で無垢材テーブルが提供できるようにしています。

今回の新作はクルミ材で作ったわけですが、クルミってどんな木材なの?という疑問に今日は答えていきます。

クルミと聞いてまず思い浮かべるのは、”実”ですよね。シワが入っていて脳みそみたいな形をしているアレです。実際に食べている部分は種ですかね。クルミの実は巨峰みたいな大きさで緑色をしています。その中に硬い殻があって、種はその中に入っています。なので、種を取り出すのは結構大変な作業らしいです。採った実をしばらく土の中に入れておくと果肉部分がなくなって殻の状態になるそうです。

そんなくるみの実がなっているのがクルミの木ですね。ソリウッドで使用しているクルミ材は日本、ロシア、中国といった国に生えていたクルミの木が多いです。木材は産出地域が明確になっている訳ではないので推測に過ぎないのですが…

クルミを英語にするとウォールナットになります。家具業界でウォールナットと言えば、北米産のブラックウォールナットの事を指します。ブラックウォールナットはその名の通り、色が濃いです。黒とまでは言えませんが焦げ茶色をしています。一方で日本、ロシア、中国といった地域でとれるクルミ材は色が薄めで薄茶褐色です。


ブラックウォールナット材はこんな色をしているので、色の違いは一目瞭然です。

クルミ材とブラックウォールナット材を比べるとクルミ材の方が軽く、少し柔らかく感じます。といっても広葉樹材なので、針葉樹材に比べると重さもあって硬さもあるので、テーブルとして使用するのには全く問題ありません。

ソリウッドではクルミ材の人気が高まっています。8シリーズのテーブルでもクルミ材を使っていますが、どれもお客様からは好評頂いています。なので、今回もクルミ材でテーブルを製作した訳です。  クルミ材に関しては、流通量が豊富にあるわけでなく、幅も狭い板が多いです。なので、いつでも作れるわけではないのですが、作れるときには作っておこうと考えています。


全体の雰囲気はこんな感じです。明るめの色をしているので、ダイニングテーブルは明るい色をしている方が良いと考えている方にも向いています。

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