2019.01.30

【No.2532】Woodコレクション2019に行ってきました

2019年1月29,30日に開催されていたWoodコレクション（通称モクコレ）に行ってきました。家具関係の展示会には毎年行っていますが、木材関係のものにはあまり行ったことがなかったので、新鮮味がありました。Woodコレクションは、東京都が主催していて、全国各地の地域材を活用した建材、家具の製品展示会です。いわば国産材の展示会ですが、やはり中心は針葉樹を用いたものでしたが、中には国産広葉樹の興味深い商品や国産広葉樹をうまく利用している生産している企業の展示もありました。杉や檜などの針葉樹は、日本の森林には多くはえていて、古くから建材として使われてきていますが、木質は柔らかくダイニングテーブルなどの表面の硬さや強度が求められる家具にはなかなか使いづらいところがあります。そこで、広葉樹といる選択肢になるのですが、なかなか安定した流通にのるものがなく、国産のものを探そうと思っても良いもの、求めているものにはめぐり会えないの実態です。ですが、一枚板でダイニングテーブルの天板になるような大きな板でなければ、チップにしてしまう現状もあり、ぎゃくにいうと、各地の現場ではそういった丸太が少量でも手に入れられる可能性があることを改めてしりました。

日本は森林には恵まれていますが、それをうまく活用するといった点では海外からの輸入材に劣っている部分があります。国産材だけでは、需要をまかなう供給ができないといった根本的な問題もありますが、せっかくある資源ですから、大切に使いそして森が持続可能なものにするために知恵をだして考えていく必要があります。ソリウッドの家具の多くは輸入材になりますが、国産広葉樹の比率は少しでも上げていければと考えています。これまでにも、北海道下川町、岐阜県飛騨市で採れた板を使ったテーブルなどを製作してきました。今後もこういったことは続けていきたいと考えています。

• Tweet
• シェア

• • 前の記事
  • 次の記事
• ブログ記事一覧に戻る