2019.01.29

【No.2531】テーブルをクルミ材にした場合、椅子の材はどうすればいいの?

昨日のブログでは8シリーズの新作としてクルミ材の耳つきテーブルを紹介しました。最近のソリウッドではチェリー材とクルミ材のテーブルが売れ筋になっています。もちろん世界的に人気の高いウォールナット材も注文を受けますが、価格が他の材に比べると高いです。コストパフォーマンスを考えればチェリー材やクルミ材の方が良いと思う方も多いと思います。テーブルをチェリー材にした場合は、椅子もチェリー材のものを選ぶことが可能です。ソリウッドで取り扱っている椅子は全てチェリー材を選択することが可能になっています。

ところが、テーブルをクルミ材にした場合は椅子の樹種はどうすればいいのかという問題があります。ソリウッドで扱っいる椅子はクルミ材を選択することが出来ないのです。クルミ材は他の広葉樹材に比べると少し柔らかいです。テーブルとしてなら使用上特に問題はないです。ですが、強度が必要な椅子の場合はちょっと心配な部分があります。最近の椅子のデザインはよりスリム、よりシャープになっています。そのため、使用する木材が柔らかいと成り立たない場合もあります。また、北米産の木材に比べると流通量が少ないので、材を確保することが大変です。そんな理由からクルミ材の椅子はあまり多くありません。

テーブルと椅子は同じ材の方が見た目の統一感が出ます。そのため、多くのお客様はテーブルと椅子の樹種を同じにします。あるいは同じにしたいと考えているようです。そういった面ではクルミ材のテーブルを選ぶことを躊躇している方もいるかもしれません。

確かにクルミ材の椅子は選択できませんが、似たような色のナラ材の椅子であれば違和感はほとんど出ません。クルミ材とナラ材は性質や木目の様子は似ていません。結構違います。でも、両方とも淡い茶褐色をしています。クルミ材の方が少し温かみのある色をしています。ナラ材の方が明るいです。サンプル材などで見比べるとそんなに似ていないように感じるかもしれませんが、実際にテーブルと椅子で並べてみるとそんなに違和感は感じないと思います。

事実、わが家ではクルミ材のテーブルにナラ材の椅子を合わせています。子供用の椅子はブナ材です。ですが、色による”なんか違う”感はほとんどないです。色よりは塗装を合わせた方が良いかもしれません。わが家ではテーブルも椅子も子供椅子もどれもオイル仕上げです。オイル仕上げはウレタン塗装と比べるとテカっとした感じがありません。ナチュラルな仕上がりです。なので、オイル仕上げで揃えておけば、だいたい同じ系統の色にしてあれば統一感は生まれます。


こちらもクルミ材のテーブルにナラ材の椅子を合わせた納品例です。椅子はISU-WORKSのTAGチェアです。テーブルも椅子もオイル仕上げです。よく見ればテーブルと椅子の樹種が違うと分かりますが、パッと見た感じは全然違和感ないですよね。なので、「クルミ材のテーブルが気に入ったけど、クルミ材の椅子がないからどうしようかな…」と悩んでいる方はナラ材の椅子との組み合わせを考えてみてください。ソリウッド吉祥寺ショップにはナラ材の椅子の見本がいくつかあります。実際にクルミ材のテーブルと合わせてどういう感じかを見ることも可能ですので、ぜひ検討してみてください。

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