2019.01.11

【No.2516】椅子はどんな風に選ぶ?

ソリウッドでは多種多様な椅子を取り扱っています。メインはダイニングチェアとして使用できる椅子ですが、リラックス用の少し背が寝た椅子も用意しています。ゆらゆらと揺れるロッキングチェアもあります。ダイニングチェアとして使える椅子は26種類ほどあります。取り扱っているメーカーは3社です。

椅子を選ぶにあたって座り心地を重視する方が多いと思います。もちろんそれはとても大事なことですが、価格が気になるという方も多いですよね。ダイニングテーブルに合わせて椅子を使う場合、複数脚を用意しなければいけません。1脚だけならまだしも、4~6脚となると結構な額になります。ソリウッドで扱っている椅子は中価格帯の椅子が多いですが、1脚5万~7万円くらいのものが多いです。4脚揃えるとなると20~30万円くらいになります。最近はびっくりするくらい低価格のダイニングチェアが家具量販店で売られています。1脚1万円を切るような椅子は組み立て式のものも多いです。ボルトで固定して使うタイプのものはボルトが緩んできますので、結構注意が必要だと思います。

これは私の感覚ではありますが、椅子は値段相応かなと思います。ソリウッドで扱っている椅子は組み立て式ではなくしっかりと接着によって固定されています。通常の使用をしていればまず壊れることはないです。接着剤が剥がれてガタつくこともありますが、修理をすることでまた使えるようになります。当然組み立て式よりも接着剤で組む方が価格は高くなります。組み立て式はコストを極限まで下げるための方法で、ダイニングチェアを使う時だけ組み立てるという使い方はレアケースでしょう。

ソリウッドで扱っている椅子の中でも価格差は結構あります。1脚5万円を切るものから1脚10万円を超えるものもあります。それでも1脚20万円を超える超高価格帯の椅子はないです。この価格差は加工しやすいデザインかどうかが結構な割合を占めます。曲線が多く、加工に時間がかかり、なおかつ部材を多く使うデザインの椅子は値段が高くなります。逆にシンプルで小ぶりな椅子は価格が安くなります。肘掛けがあるかないかも価格に影響してきます。当然ですが、肘掛けがある椅子よりも肘掛けがない椅子の方が安くなります。


ISU-WORKSのRAYチェアです。1脚が10万円を超える価格帯の椅子です。写真のチェリー材でレザー張りの場合、1脚119,880円(消費税8%込み)になります。写真を見るとわかってもらえると思いますが、背の部分の作り込みにこだわりを感じます。背中にフィットするように湾曲した背の部分と脚との接合部分も綺麗に処理されています。この椅子は座り心地もとても良い椅子です。ただ、このカタチ、座り心地を作り出すためにはコストもかさむのでこの値段になってしまうのでしょう。


こちらは宮崎椅子製作所のHakuチェアです。価格は1脚4万円台前半からとソリウッドで取り扱う椅子の中でも一番安い価格帯の椅子です。上のRayチェアと比べると小ぶりでシンプルなデザインになっています。カープになっている部分も少なく直線的なデザインです。このデザインですと部材の無駄も少ないですが、背のあたりなどはRAYチェアなどの湾曲している椅子に比べると劣るように感じてしまいます。ですが、座ってみれば問題ない座り心地であって、背中を支えてくれる部分も大きく安心して座ることができる椅子に仕上がっています。

このように椅子の価格はデザインと作りやすさなどで決まることが多いです。そのため、価格が安いからといって座り心地が劣るのかというとそうでもない部分があります。ただ、価格が高い椅子の方が座り心地を突き詰めて考えたデザインになるので相対的には価格が高い方が座り心地も高いと言えるかもしれません。ただ、絶対ではないです。

ダイニングチェアに座るのは食事の時だけで、そんなに長い時間座ることがない人はシンプルな肘掛け無しのタイプの椅子で良いと思います。逆に食事の後にそのまま寛ぐ時間が多い人は肘掛けと背にもファブリックが張られているタイプの椅子がオススメです。我が家はリビングにソファがありません。なので、ダイニングチェアで過ごす時間が長いので、その分ダイニングチェアにお金を少しかけました。ソファを置きたい、ソファがあってくつろぐのはソファという家庭はシンプルな肘掛け無しの椅子でなるべくお金をかけずにソファに少し予算を回すといった考え方をすると満足度が高くなると思います。

お問い合わせContact

TEL:0422-21-8487
〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3 2F
(営業時間: 12:30〜18:00/定休日:火・水曜日)
お問い合わせフォーム
Facebook Twitter Instagram Pinterest