2018.12.29

【No.2507】無垢テーブルの樹種に迷ったら。

無垢材テーブルには様々な樹種があります。どの木にしたら良いかは無垢材テーブルを購入検討している人なら必ず迷うポイントだと思います。基本的には気に入った樹種を選んでもらえればいいのですが、それだと決め手に欠けると思う人も多いはずです。なので今日は無垢材テーブルの樹種に迷った際にどうすれば良いかの解決策を一つ教えます。

それは、床に合わせるという事です。

無垢材テーブルを置く場所で一番多いのがダイニングです。ダイニングの床で一番多いのがフローリングでしょう。床が絨毯やタイルといった素材の家もなくはないでしょうが、現在は一戸建て、マンション共にフローリングの床が多いです。ちなみに私が幼い頃から住んでいた家はリビングや廊下は絨毯が張られていました。ダイニングは無垢材のフローリングでした。床をフローリングにしておけば上から絨毯やカーペットを敷く事も可能ですからね。絨毯の上にフローリングを張るのはちょっと問題がありそうです。そうなるととりあえずフローリングにしておけば間違いないとなるのでしょう。

床がフローリングの場合はそのフローリングの樹種とテーブルを合わせれば良いです。例えば床がウォールナット材のフローリングの場合はテーブルをウォールナット材を選択すれば間違いありません。


こちらは新築マンションに納品したウォールナット材の無垢材テーブルとSOLAチェアです。マンションなのでフローリングは積層のものだと思います。(確認はしていません) それでも表面にはウォールナット材が張られているのでウォールナットで統一すれば大人の雰囲気を醸し出すことが可能です。床もウォールナットでテーブルもウォールナットだと暗くなりすぎるのではないかと思う方は椅子の座面を明るい色にすると良いと思います。写真のSOLAチェアは明るいグレーのファブリックが張られています。

フローリングの樹種が何だか分からないケースもあります。そういう場合は色が似ている樹種のテーブルを選ぶと良いでしょう。濃い茶色系だったらウォールナット材、茶色系だったらウォールナット材やチェリー材、茶褐色の場合はナラ材、タモ材、クルミ材といった樹種のテーブルにすれば良いでしょう。

自然素材の使った家で流行りなのが針葉樹の無垢材フローリングです。無垢材ならではの質感や針葉樹の暖かさ、価格が無垢材フローリングの中ではリーズナブルといった点が多く採用されている理由です。杉、パイン、ヒノキといった針葉樹がフローリングとして使われています。

フローリングが針葉樹なのでテーブルや椅子も同じ針葉樹で考える方もいるかと思いますが、針葉樹は柔らかいため家具用材としてはあまり向いていません。テーブル天板として採用した場合、傷がついてボコボコになることは間違いないです。また、長い間使用していると硬い部分と柔らかい部分ですり減り具合が違って波なみしてくることがあります。特に杉の場合はそうなる可能性が高いです。仮にテーブルを針葉樹にしたとしても椅子も針葉樹で揃えることは難しいと思います。針葉樹で椅子としての強度を保つためにかなり補強した形にしないとダメです。なので、デザイン性がちょっと劣ります。そういった理由から市販されている椅子の数も少ないです。

となると、床が針葉樹のフローリングであってもテーブルや椅子は広葉樹材にした方が良いでしょう。

杉は赤い部分や白い部分が目立ちますが、時が経つにつれて色も落ち着いて褐色になってきます。なので、ナラやクルミといった茶褐色の樹種を選べた良いかなと思います。カバやトチといった明るい色の褐色系の樹種でも似合います。


こちらはチェリー材のフローリングにチェリー材のテーブル&椅子&ベンチ合わせた納品事例です。

というわけで今日のブログでは無垢材テーブルの樹種で迷ったらどうすれば良いか一つの考え方を記しました。ご参考に。

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