2014.07.07

今週仕入れに行く予定ですが、台風が……

台風8号が気になりますね。今週は東海地方に出張仕入れの予定があります。台風の進み具合が当初より遅くなった感じがするので、ギリギリ持ちそうな気がしていますが…週末には配達の予定もありますが、関東地方に直撃とかになるとちょっと厳しい気がしています。でも台風がどんな風に来るかは直前にならないと分からないですからね。

さて、懲りずに耳つきはぎテーブル用の板を仕入れています。今週に予定している出張仕入れもメインは耳つきはぎテーブル用の板です。主力のウォールナットとチェリーで都合がよい板があればいいのですが。

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先月の市で仕入れたウォールナットとチェリーの耳つき板です。雨が続いているのと、屋根修復工事のためになかなか整理が進みません。樹皮はなるべく早く取り除いた方が良いので、時間を見つけてはチマチマと剥がしていっています。

今回仕入れたチェリーの耳つき板は耳の部分から割れが入っているのが目立ちます。チェリー材は丸太の状態で、周辺部から割れが入りやすいようです。これが結構深く入るので、ちょっと厄介です。合成樹脂で埋めれば使用可能ですが、たくさんあるとちょっと見苦しい感じもします。材木屋さんに聞いてみると、複数の材木屋さんが”チェリーは丸太の状態で耳から割れが入りやすい”と言っていました。樹皮がついていると割れにくいという情報もありました。でも自然と樹皮が剥がれてしまう部分もありますからね。

なるべく耳の状態が良いチェリー材を手に入れたいです。耳の状態が良ければ、多少の割れや節はあっても問題ないですからね。

それに比べるとウォールナット材は耳からの割れは少ないと思います。たくさんの耳つきウォールナットの板を見てきましたが、耳からの割れが目立った板の数は少ないです。そういった意味では耳つきテーブルが製作しやすい材と言えます。

すでにシーズンオフに入っているので、材木市場に出品されている板の数は少ないと思います。が、こういう時期にこそ掘り出し物があるかもしれません。シーズンオフは購入しにきている人の数も減りますからね。欲しい板というのはありますが、たいていは他の人も欲しがる板です。他の人があまり欲しがらない板で上手く使えば、良いテーブルになるような板を探しだすのが仕入れの面白さでもあるんです。でも、失敗もあります。ほんとに使いにくい板っても中にはあるんですね。

例えば、乾燥中にとてもネジレてしまったヤマザクラの板。ヤマザクラは材木市場でも人気なので、結構高い値段がつく材種なんです。でも、あまり値が上がらないヤマザクラの板があったんで、安いと思って購入しました。ちょっと木目が粗いので心配はしていました。案の定、自然乾燥中に反りネジレが酷くてテーブル天板には出来なそうになってしまいました。そういう失敗は勉強になります。こういう失敗をしていくうちに段々と板の見方が分かってきました。

ということで、台風接近中の仕入れで良い出会いがあればいいなと願っています。

瑞木@相模湖

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