2014.07.03

定番のストレートカットテーブルをカスタマイズして細めの脚のテーブルに

先日納品させて頂いたメープル材のテーブルです。

メープルのテーブル 

サイズはW1400×D850×H720 天板の厚みが30mmです。

一見、ソリウッド定番のストレートカットテーブルに見えますが、実はこちらのテーブル、お客様のこだわりで細かい点でいくつかカスタマイズされています。どこが変わっているかわかりますか?

定番のデザインと最も違うのは、脚の細さです。

では、このようなデザインのテーブルがどのように誕生したかをみていきたいと思います。

まずお客様からは以下のご要望を頂きました。

1、脚のデザイン:斜めテーパー脚をなるべく細く

2、脚と脚の間を1100mmにする

3、角を極力丸くしない

1の脚のデザインにつきましては、通常は決まっている4つのタイプから選んで頂きます。これは見た目のバランス、強度など重要なポイントを総合的に判断して採用していますので、この4タイプから選んで頂けば間違いないと思っています。

ですが、せっかくオーダーするのだから理想のカタチがある場合は、出来るだけそれに近づけて製作したいとの思いがあります。出来る出来ないは別として、ご要望を投げてみてください。

強度問題や無垢材では実現出来ないデザインもありますし、検討に時間がかかり結果的に納期が延びる場合もあります。それをご了承頂き、出来る範囲でカスタマイズに対応することもできます。カスタマイズすることも出来るのですが、そこまでこだわりがないということであれば、ストレートカットテーブルの基本仕様で好きなデザインの脚を選んで頂くことをオススメします。

今回のケースでは通常60mm→40mmのテーパーをかけるところを12mmずつ細くしています。脚が細くなる分強度面での心配が出てきます。そこで今回は脚を細くするかわりに、短手に補強となる幕板をつけることを提案しました。これは積極的なプランというよりは、この細い脚を実現するには幕板は絶対に必要との判断でした。

さらに、脚と脚の間を通常より狭くされることを望まれていたので、脚を通常より内につけることになります。こうすれば幕板もあまり目立たなく、通常のTypeTの斜めテーパー4本脚の特徴でもあるすっきりとしたフォルムも損なわないで強度をプラスすることが出来ました。

3の角を極力丸くしないというのは、通常テーブルの角を体があたったりした際に痛くないように角を数ミリ落として丸くしています。通常、角は5R、木端は3Rとりますが、今回は1Rのみでよりソリッドな印象になるようにしました。

こうしてカスタマイズしたテーブルを製作、お届けに伺ったところお客様には「まさに求めていたテーブルです!何もかも理想通りで感激いたしました」と大変ありがたいコメントを頂くことも出来ました。

これまでもカスタマイズした製作例がありますので、そちらをみていきます。

Rをカスタマイズ 

こちらは先ほどのテーブルとは逆に、天板の角の面取りを多くし丸みを強くしています。人がよく通る動線に近いということで面取りを20Rにしています。柔らかい印象のテーブルにしたい方は角に丸みをつけてあげるといいでしょう。

幕板60mmの脚

こちらは幕板テーパー脚をちょこっとカスタマイズした脚です。テーパーさせずに60mmのままで下まで伸びています。ストレートの4本脚の場合、80mm角脚のTypeSTの脚がありますが、もう少し細い脚をご希望の場合、60mmにして強度を出すために短手に幕板をつけています。

他にも”脚にスリットを入れる”、”脚を天板ギリギリにつける”、”天板とは違った樹種の脚をつける”などもご要望の多いカスタマイズです。これらも対応が可能です。

定番のダイニングテーブルをちょこっとカスタマイズするだけでオリジナル性の高いテーブルにすることや頭で描く理想のテーブルに近づくこともできます。まずは吉祥寺ショールームにお問い合わせください。

賢木@吉祥寺

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