2018.08.25

北海道下川町で育ったクルミの耳つきテーブル。【No.2386】

北海道の下川町産の木材を使用した耳つきテーブルを納品しました。樹種はクルミです。下川町は旭川から車で2時間ほどの所にある町です。”森林のまち”と謳っているように町の面積の約9割が森林という町です。森林が多いので、木を活用しつつ、森を守るということを行なっている町です。そんな下川町にあるNPO法人 森の生活さんとタッグを組んで、下川町産の木材を使用した無垢材テーブルを販売してきています。

日本国産木材は産地を明記する必要がありません。そのため、一旦木材流通にのってしまうと、どこに生えていた木なのかは分からなくなってしまうことがほとんどです。林業が盛んな地域には必ず木材市場があります。初めの木材市場を通過してしまうともう元の産地かどうかはわからなくなります。そしてまた木材市場を通じて材木屋さんから家具製作工房、工務店などに送られます。その間にも木材市場があったりと複数の人の手を通じて最終的に加工する場所に回ってきます。なので岐阜県にある木材市場に出品されている丸太であっても、岐阜県産の木材と断定することは出来ません。それは北海道であっても同じです。

樹種の中には日本にしか生えていない木もあるので、国内産と判断できる樹種もあります。ケヤキやトチがその代表格です。しかし、それ以外の樹種は国産のものもあるし外国産のものもあります。なので、産地はもちろんのこと、原産国すら分からなくなってしまうものもあります。

しかし、そうした現状から打破しようと木材を産出する地域では独自の流通ルートでOO産木材というアピールをするようになっています。森の生活さんもそうした活動を通して下川町産の木材を全国に広めていこうと考えています。

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こちらが下川町産クルミ材で作られた耳つきはぎテーブルです。天板の厚みが30mmなので耳つきテーブルにありがちな重厚感はありません。

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フローリングは無垢のオーク材(ナラ材)です。幅広い板が使用されています。テーブルの板も同じかちょっと狭いくらいの板が使われています。オーク(ナラ)とクルミは全然違う材ではありますが、ここのケースは色が似ています。フローリングに使われているオーク材もちょっと色が濃いです。テーブルのクルミ材もちょっと濃いかなと感じていました。なので色が似ている感じになっています。

今回納品したクルミ材の耳つきテーブルは1点物で、また同じようなテーブルを製作することができる保証はありません。でも、可能な限り貴重となりつつある国産材で作る耳つきテーブルを作っていきたいです。

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