2017.12.28

注文で製作する耳つきテーブル【No.2146】

昨日のブログでは既に完成済みの現品販売の耳つきテーブルについて書きました。

完成後の木目も確認できる耳つきテーブル【No.2145】

ソリウッドではそれ以外にオーダーで製作する耳つきテーブルというものがあります。現品販売の耳つきテーブルの方は最近になって積極的に取り組んでいるものであり、主流はこちらのオーダーで製作するものになります。オーダーで製作する耳つきテーブルは文字通り、オーダーを受けてから製作を始めます。こちらのタイプの注文方法のメリットは以下になります。

オーダー製作の耳つきテーブルのメリット1 カスタマイズが出来る

こちらはオーダーを受けてから製作することになりますので、お客様のご要望に応じたカスタマイズをする余地があります。サイズについては、板によってとれるサイズはまちまちですが、その板でとれる最大寸法より小さいサイズであればある程度ご要望をお聞きすることが出来ます。大きなサイズを採れる板の場合、最低サイズを設けているものもありますが、その範囲内であればお好きなサイズにすることが出来ます。サイズの他にも脚のデザインを選ぶことも出来ます。現品販売の耳つきテーブルでは脚のデザインも選ぶ余地はありませんが、オーダー製作する場合、ソリウッド定番の4つのタイプの4本脚から選ぶことが出来ます。また、それ以外の脚をご希望の場合も対応することが出来ます。例えば、4本脚ではなくI字型の2本脚での製作も可能です。

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その場合、過去に製作した例などを参考にしながらご相談させて頂きます。実際の製作例としては2本脚の間に貫を通して、されにその上にリモコンなどの小物をのせることが出来る20cm幅ぐらいの棚板をのせたデザインで製作したこともあります。

もちろん、ダイニングテーブルではなく短い脚のローテーブルも製作出来ます。基本的にはお客様のご要望に応じた対応になりますので、きめ細かい対応が可能になります。

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こちらは納品事例になりますが、吉祥寺ショップにあったトチの天板を気にいって頂きご注文となりました。低座椅子に合わせて使うということでローテーブルとし、脚のデザインも組んだものがご希望ということで図面を描いて提案をしました。その結果、製作した2枚はぎの耳つきローテーブルです。

オーダー製作のメリットはこの点が一番大きいと考えます。

オーダーで耳つきテーブルを製作する流れは以下になります。

1. ご希望の条件を満たす板を探す

耳つきテーブルは当然ながら条件を満たす板がなければ始まりません。ソリウッドで在庫している板の多くは幅が400mm〜500mm程度のものが多いです。これらの板を2、3枚接ぎ合わせてひとつのテーブル天板にします。板の多くは仕入れ担当スタッフ自ら材木市場に出向き、競りに参加して仕入れをしています。競りで入手した板はそのままでは使えないので、しばらく外で乾燥をさせ、ソリウッドオリジナルの低温乾燥機で乾燥をさせます。ここまできてようやくどの程度のサイズがとれる板なのかがはっきりしてきます。その後、工房スタッフが採寸をし、この板とこの板だとどのくらいのサイズの天板がとれるなということを考えながら、板の組み合わせを決めていきます。この段階までくると、お客様にこんな天板が作れる板がありますよと提案することが出来ます。

さらに、板の木目が見られる程度まで荒削りをして、使わないほうの耳を落とし、カタチを整えます。ソリウッドの吉祥寺ショップにある板はここまでの作業を終えたものになります。耳つきテーブルをご希望の場合はまずショップにある板をご覧頂き、希望にかなう板があれば注文となります。現状では10数セット程度のストックになりますので、それ以外でということであれば工房にある板の中から条件に合う板を調査し、あった場合はそちらを提案することが出来ます。

2. 細かな仕様を決めます

条件にあう板が見つかれば、あとは仕様を決めて注文ということになります。この段階で決めて頂きたいのがサイズ、脚のデザイン、仕上げになります。この段階でご要望はすべてぶつけて頂き、出来る範囲内になってしまいますが、最適な解を提案させて頂きます。細かな仕様が決まれば、ご注文の手続きへ移ります。

賢木@吉祥寺

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