2017.11.05

イチ押し耳つきテーブル! ミズメ材2枚はぎ【No.2093】

ソリウッドの吉祥寺ショップでは、現品販売と注文で製作する2タイプの耳つきテーブルを展示しています。現品販売でお届けするテーブルは、すでにオイルで仕上げが施されており、脚もついて完成品になります。吉祥寺ショップから出荷が出来るためご注文から1週間程度でお届けすることが出来ます。一方、注文で製作するタイプのものはまだ加工途中の板の状態で展示をしており、気にいった板があればサイズ、仕上げ、脚のデザインなどのご要望をお聞きしながら最終的な仕様を決めてから製作に取り掛かります。現在吉祥寺ショップには乾燥した耳つき板を大まかに木取りした状態で8セットのテーブル天板を展示しています。これらの板はある程度木目が確認できるように削ってありますので、天板のカタチや雰囲気は把握頂けると思います。

そのなかで、イチ押しは、

D91 ミズメ材2枚はぎテーブル

です。

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ミズメ材はあまり聞き慣れない樹種ではありますが、古くから家具に使われています。ミズメ材は木目が緻密で繊細な表情をしています。キレイに削ると肌理が細かくなりますので、オイル仕上げで仕上げるとスベスベで心地よい肌触りになります。ミズメ材の特徴として丸太の中心に近い部分は赤味のある褐色をしていて、周辺はやや薄く白っぽい色味をしています。丸太の系がそこまで大きくないので幅の広い板を採ろうとすると、端から白→赤→白と1枚の板で異なる2色に色味が出てきます。こちらの天板も板の幅がそこまで広くないので中央部分にそれぞれの板の白い部分が入るカタチになります。また、入り皮といって樹木が立木の状態の時に、なんらかの原因で樹皮に傷がつきその部分は成長せず、皮ごと木部に巻き込まれた部分がこの天板にも2箇所あります。入り皮としては大きな部類になりますが、それがかえって良いアクセントにあり個性的な表情を引き出していると思います。入り皮部分の凹みは節と同様にウレタン樹脂で埋めますで出来上がってテーブルの状態では触っても凹みが目立つことはありません。

現状ではまだ仕上げをしていませんので、オイルを塗ると艶がでて色味も少し濃くなり発色がよくなります。赤い部分はチェリー材に近い印象になります。ミズメ材のテーブルの場合、脚は色味が近いチェリー材を使うことが多いです。また、椅子についてはミズメ材の椅子というのはあまりないので、色味が近いものであればチェリー材の椅子を合わせるのがオススメです。

下の写真は、このD91と同じ丸太から採れた2枚の板を使って製作した2枚はぎの天板になります。こちらの板はD91のものより丸太の芯に近い部分なので幅が少し広く、中央部分の白太の部分が少なくてもても850mm幅の天板をとることが出来ました。色味についてはこれと同じような感じになりますので、ご参照頂ければと思います。

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これまでD91のテーブルの特徴をみてきましたが、以下のような人には特にオススメです。

・個性的で自然を感じることができるテーブルを探している方

・ウォールナットやチェリーといったメジャーな樹種ではない板が良いと思っている方

・4人掛けが出来る耳つきテーブルを探している方

・天板のはぎ枚数は少ないほうが良いけど、あまり高くないテーブルを探している方

・ブックマッチ(左右対称に近い木目)の耳つきテーブルを探している方

ミズメ材は流通量が多い材ではないので常に在庫があるわけではありませんが、色味や木目も面白くメジャーではないけど木の好きな方にはオススメしたい材です。ソリウッドでは材木市場に良い板が出品されていれば積極的に仕入れたいと思っている材です。他のサイズなどのご希望があれば、乾燥が終わった板の中から適したものがあるか調査し、板があれば提案することが出来ます。ご希望の方はご遠慮なくお声掛けください。

賢木@吉祥寺

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