2016.10.26

家族で意見がわかれがちなテーブル天板のカタチ【No.1718】

無垢材テーブルを検討されている方はある程度、長い期間を使うことを想定して検討をされている方が多いと思います。その理由としては、無垢材テーブル自体が手入れを施せば20年、30年使えること、4人掛けサイズとして標準的なW1500のテーブルで15万〜という価格から頻繁に買いかえることが現実的でないことなどが挙げられます。

とはいえ、ダイニングテーブルは樹種やサイズなど選ぶべき選択肢が多いなかで、家族の意見が合わないこともしばしばあると思います。最終的には決めの問題になるのですが、普段の接客の中で多くの家族が意見の衝突がありがちな場面をまとめてみました。

耳つきにするかストレートカットにするか?

無垢材テーブルには、樹皮の部分がそのまま残した耳つきテーブルと4辺をカットして四角くカタチどられたストレートカットテーブルがあります。ソリウッドでもこの2つを扱っており、吉祥寺のショールームにはこの2つが混合で展示しています。ご夫婦で意見がわれることもありがちな項目ですので、それぞれの特徴とメリットをみていきます。

耳つきテーブルの特徴

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・同じものは2つとない

耳つきテーブルは樹皮の部分のカタチをそのまま残して製作します。樹皮の部分は板一枚一枚違ったカタチをしています。ですので、当然出来上がったテーブルも1つ1つ違ったカタチをしています。無垢材テーブルは木目については、すべて違うのでストレートカットテーブルでも木目の違いで1点モノということは出来ますが、耳つきテーブルの場合は木目の違いに比べ、テーブル全体のカタチまでも他とは違うより1点モノといえる要素が強くなります。

・はぎ枚数が少なくなる傾向にある

ソリウッドの耳つきテーブルは幅が450〜500mmぐらいある板を2枚はぎもしくは3枚はぎで使用することが多いです。ストレートカットテーブルに比べるとはぎ枚数が少なくより価値のある板で製作されます。

・機能に違いはない

耳つきテーブルとストレートカットテーブルの違いの大半は見た目の問題であることが多く、機能としてはほとんど違いはありません。また、メンテナンスの違いについても耳つきとストレートカットテーブルでの違いはありません。メンテナンスの違いについてはオイル仕上げとウレタン塗装の仕上げの違いによって変わってきます。

よりナチュラル

耳つきのテーブルは無垢材ならではのテーブルといえます。四角いテーブルだと無垢材ではなく、合板やMDFなどの木質素材に突き板と呼ばれる薄い板を貼り合わせたものや芯にハニカム構造のものを使い表面に突き板をはるなどのものも多々あります。ですが、耳つきテーブルはこれらの木質では実現が不可能です。天然素材でしか出来ないという点でよりナチュラルといえます。

つぎにストレートカットテーブルの特徴とメリットをみていきます。

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よりフレキシブルに使える

ストレートカットテーブルは4辺が直線になっています。そのため、どこかの辺を壁にくっつけて使用するといったことが可能です。お部屋の空間を無駄なく使うことが出来ます。

・飽きにくい

これは個人の感覚によるものなので、断定は出来ませんがお客様の話を聞いていると、ストレートカットテーブルのようにシンプルなカタチのものほうが、デザインに飽きがこなくて長く使うには良いのではと考えている人が多そうです。洋服でいうと、ストレートカットテーブルは無地のカットソーのようなもので、流行に関係なくいつの時代にも着られるようなものと例えることができるかもしれません。一方、耳つきテーブルは柄ものの洋服といえるかもしれません。

・価格が安い

ソリウッドのストレートカットテーブルは、D850で5〜7枚程度の板を接ぎ合わせて製作しています。耳つきテーブルに使用する板はそれよりも幅があるものが多く、2〜3枚はぎでD850がとれるものが多いです。その分、ストレートカットテーブルのほうが耳つきテーブルに比べて価格は比較的安くなります。

賢木@吉祥寺

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