2016.03.22

近々吉祥寺ショールームに展示する予定の新作耳つきテーブル天板を少し紹介します。【No.1500】

今日のブログエントリーで1500個目になります。実はもう少し書いてはいるのですが、毎日更新で量を書くようになってから数えるようにしたのでそこから1500回更新したことになります。結構更新していますね。というわけで今日は記念すべき1500回なのでなにか特別な事を書こうと思いましたが、特にネタもないので通常通りに更新します。

2月の終わりに吉祥寺ショールームに展示し始めた耳つきテーブル用の天板は、おかげさまで全て成約済みとなりました。2月は5台分の板を展示しました。内訳はチェリー材2台分、トチ材1台分、ウォールナット材1台分、セン材1台分でした。3月も同様に耳つきテーブル用天板を用意しています。3月分は3月28日(月)に吉祥寺ショールームに運ぶ予定になっています。今月は8台分の耳つきテーブル天板用の板を展示します。

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耳つきテーブルとは樹皮が付いていた部分をそのまま残してテーブルにしたものです。この写真は以前に納品したシウリザクラの耳つき2枚はぎテーブルです。耳が付いていることで自然が作り出した柔らかいカタチのテーブルになります。

耳つきテーブル天板用の板は、私が材木市場で仕入れてきたものが多いです。材木市場には毎月たくさんの板や丸太が並びます。そこで気に入った板を仕入れてきます。材木市場に並ぶ板の多くは未乾燥の板です。製材されたばかりの板は水分をたくさん含んでいます。たくさん含まれている水分はだんだんと抜けていきます。水分が抜けるのにともなって体積が減ります。そのときに板が割れたり、反ったりすることがあります。なので、未乾燥の板で家具を製作するのはとっても危険です。

そのため木材は乾燥をさせてから使います。室内で使用する家具に使用する板はよく乾燥させてないといけません。ソリウッドでは木材乾燥庫を用意して自分たちで乾燥させています。仕入れた板は、しばらく外に桟積みしておきます。だいたい半年から1年間ぐらい天然乾燥をさせたのちに木材乾燥庫に入れて人工的に乾燥させます。

乾燥を終えた板は粗削りをしてカタチを整えていきます。粗削りした板はWebサイトに写真を掲載します。実物の板は吉祥寺ショールームに展示するようにします。粗削りをしただけの板ですので、受注後に工房へ持っていき加工をします。そのため、細かなサイズや脚の位置、塗装方法はお客様のお好みに合わせて製作することができます。

3月末に吉祥寺ショールームに展示するのは8台分の板です。随時Webサイトに掲載していきます。今日はその中の板を少し紹介しますね。

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ウォールナット材の耳つき2枚はぎテーブル用の板です。サイズはW1500×D850 t=45mm程度です。同じ丸太から製材された板をはぎ合わせるので色や木目の様子は統一感が出ると思います。ちょっと目立つ節が3箇所にあります。節で割れてたり、穴があいているところには合成樹脂を流し込んで埋めます。ので、実用上の問題はありません。

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節はこんな感じです。節があるとワイルドな印象になりますね。一般的には節がない方が良いとされていますが、それは見た目の好みの問題です。節があった方が格好良くていいというお客様もいらっしゃいます。ワイルドな天板が好みの方にオススメです。

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こちらはカバ材の耳つき2枚はぎテーブル用の板です。W1800×D850 t=35~40mm程度になる予定です。カバ材は色が白い部分と濃い部分がはっきりと分かれます。そのため大胆な印象な天板になります。このカバ材も白い部分が比較的多く、色の濃い部分が少し入ります。入り皮といって樹皮を巻き込んで成長した部分や一部に虫喰いの痕もあります。自然が生みだした造形をたっぷりと味わうことができるテーブルになるでしょう。

というわけで今日のブログでは近々吉祥寺ショールームに展示する予定の耳つきテーブル天板用の板を少し紹介しました。他の板も随時耳つきテーブルぺージにアップしていきます。またこのブログでも取り上げる予定にしています。

瑞木@相模湖

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