2016.02.01

吉祥寺ショールームにでご覧頂ける耳つきテーブル天板用の板を用意します。【No.1450】

さて、今日から2月ですね。ついこの間2016年が始まったと思ったらもう1月が終わってしまいました。1月の最終日は無垢材テーブル選び方講座を開催しました。こちらの講座を開始してから1年以上が経ちますが、コンスタントにお客様が話しを聴きにきてくれます。なので、もちろん今後も同じように開催していきます。さらに2月からはもう1つ無料講座を増やします。”オイル仕上げのテーブルメンテナンス講座”です。

ソリウッドで販売している無垢材テーブルはオイル仕上げとウレタン塗装の2つの仕上げ方法を選ぶ事ができます。オイル仕上げのテーブルを綺麗に使用するには定期的なメンテナンスが必要になります。使っていくうちに染み込ませているオイル成分が抜けてきてしまいます。オイルが抜けた状態で使い続けるとシミや汚れが付きやすくなってしまいます。そうならないためにオイルを足してあげる必要があります。革製品のメンテナンスに似ていますね。無垢材の場合は、サンドペーパーをかける事で表面の小さなキズなどを目立たなくすることも可能です。サンドペーパーをかけてからオイルを塗るとシミや汚れが取れてスッキリとリフレッシュします。

こうしたメンテナンスは決して難しい作業ではありませんが、慣れていないと自分でやるのは不安だと思います。メンテナンス作業の実演を見せることでお客様の不安を減らせることができるのではないかと考え、このような講座を始めることにしました。オイル仕上げのテーブルをご検討していてメンテナンスについて不安を抱えている方はぜひ参加してみてください。

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さて、2016年は吉祥寺ショールームでご覧いただける耳つきテーブルのラインナップを増やそうと考えています。現在、吉祥寺ショールームには完成した耳つきテーブル天板が7台展示してあります。さらに追加する予定ですが、注文を頂いたテーブルの製作を優先すると展示用の天板を製作するのは後回しになってしまいます。それでなかなか展示品の天板を増やせない状況が続いています。2月からは製作途中の状態の耳つきテーブル用板を吉祥寺ショールームに並べる予定になっています。

耳つきテーブル用の板は人工乾燥までした状態で相模湖工房にストックしてあります。これまでもWebサイトに掲載した板を相模湖工房でご覧に頂くことが可能でした。これを吉祥寺ショールームでも出来る用にします。スペースの都合で全ての板というわけにはいきませんが、何セットかは吉祥寺ショールームに展示します。ショールームに展示する板は粗木取りという行程まで終えた板です。乾燥後の板は汚れやシミ、割れやネジレなどあって、木の表情を見ることが困難です。そこでこれらの板をある程度の大きさにカットして仕上がりより少し厚い状態まで削ります。削れば木の表情をみることが可能になります。

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耳つきテーブルのサイトに掲載しているケヤキ材の耳つき2枚はぎテーブル天板用の板の写真です。一見すると既にはぎ合わせてあるように見えますが、実はまだ2枚の板の状態であって、写真は合成写真です。このはぎ合わせる前の状態で吉祥寺ショールームに運び込む予定にしています。この状態ならどんな木目のテーブルになるかはイメージしやすいですよね。

というわけで、早速本日からどの板を削るかを検討しています。まずは乾燥庫の中から充分に乾燥した材を取り出します。

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乾燥庫に入れていた木材の含水率を測っています。木材の乾燥具合は含水率という数値で判断することができます。ソリウッドで耳つきテーブル用に使用するのは含水率が10%以下まで下がった板です。水分計という装置を板に当てて含水率を測ります。含水率が10%以下まで下がった板は取りだし、まだ10%以上ある板は再び乾燥庫の中に入れて乾燥させます。

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乾燥した板は余分な所をチェーンソーでカットしていきます。大きなままだと加工をする機械に入らないので、チェーンソーを使って切り落とします。この後は削っていき平面を出すようにします。この後の行程の様子はまたの機会にブログで紹介するようにします。

瑞木@相模湖

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