2015.09.30

椅子にするか、ベンチにするか【No.1326】

ダイニングで使うテーブルセットを考える際、全て椅子にするか?片側を椅子をおいて、反対側をベンチにする?といった悩みに直面することがあると思います。実際、ご注文頂くカタチとして、テーブルに椅子4脚をご注文頂く方もいらっしゃいますし、テーブルに椅子2脚とベンチ1つといったカタチでご注文頂くこともあります。今日はこの椅子にするか、ベンチにするか問題について書いていきます。

今日は話をわかりやすくするため、4人掛けで使うダイニングセットという前提にしたいと思います。まず、椅子のメリットについて考えていきます。

椅子は基本的に人が1人腰掛けるためにデザインされているので、ひとりに1脚となります。

椅子のメリットは、

より座り心地を考えてデザインされている

デザインのバリエーションが豊か

といった点が挙げられます。椅子がデザインされる際に重要となるのが体重を支えることができる強度と座り心地です。この2つのバランスが上手くとれていないと長く愛される椅子とはなりません。実際に椅子に座ってみると、それぞれカラダにあたる部分が違ってくるので、座り心地も変わってきます。自分にとって相性の良い椅子を探すにはひたすら座ってみることが大切です。

デザインのバリエーションが豊かなのを椅子を選ぶ際のメリットになります。ソリウッドで扱っている椅子は本体はすべて無垢材が使用されています。ですが、座面は無垢材であるもの、ウレタンのクッションが敷いてありそれを布または革で覆っているものなどがあり、ご希望によって選べる椅子もあります。ウレタンクッションを覆う布や革も色や柄が選べるものがあります。先述した通り、椅子は同じ椅子でも人によって感じる座り心地が違います。最近では、4脚の椅子を購入する場合、家族それぞれが座り心地を重視して選ぶというパターンも増えてきています。

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上の写真は、椅子を4脚選んだお客様の納品事例になります。椅子のカタチが違っても木の樹種や座面の色味があっている場合はガチャガチャした印象にはなりにくいです。

続いて、ベンチのメリットを考えます。

1台で2〜3人が座れる

1人あたりのコストパフォーマンスがよい

見た目の圧迫感がない

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4人掛けの長さ1500mmのテーブルだと、ベンチはW1200mmが適切なサイズになります。W1200mmだと、大人だと2人、詰めると3人、お子様だと3人が掛けられるサイズとなります。ベンチをお求めの方の多くがお子様がいらっしゃるご家庭のような感じがします。ベンチだとお友達が遊びに来たときにも対応が出来ます。

続いてコストパフォーマンスの件ですが、木の椅子の場合多い価格帯が4〜6万円台となります。2脚だと8〜12万円といったところになります。ベンチだと、先ほどのW1200のサイズで6万〜7万円前半といった価格になります。1台で2人座れると考えると、4分の3ぐらいのコストにおさまります。

3点目は見た目の問題ですが、ベンチは座面のみの場合が多いので椅子に比べると見た目の圧迫感がありません。

逆にデメリットとなるのが、座り心地が劣るといった点と複数で座った際の使い勝手が悪くなる点です。

背があるベンチもありますが、背がないもののほうが多いと思います。食事をする程度でしたら、背がなくても特に気になることはありませんが、本を読んだり、長い間おしゃべりをしたりするシチュエーションになるとやはり背が欲しくなると思います。また、ベンチの場合は木の座面であることが多いです。これは椅子の場合でも同じですが、木の座面に長時間座るとなると、おしりが痛くなるといったことが出てきます。

また、ベンチに複数の人が座っている場合、誰かが席を立つ時にベンチを引こうとする際、全員が立ち上がって席を立つ必要がでてきます。使い勝手を考えると椅子に比べると少し劣っていると言わざるを得ないでしょう。

賢木@吉祥寺

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