2014.12.27

木目にこだわるテーブルを製作していきたい。

多くの方が年末年始のお休みに入りましたね。ぼくらはもう少し働きます。吉祥寺ショールームは明日28日まで営業致します。無垢材のテーブルや椅子をお探しの方、一度吉祥寺ショールームでソリウッドが製作テーブルの質感に触れてみてください。isu-worksシリーズ、宮崎椅子製作所の椅子に座ってみてください。そして年末年始のお休みを利用してじっくり考え、悩んでみてください。

年末になると、今年を振り返り来年に向けて抱負を語ったりしますよね。ぼく自身もちょいちょい振り返りながら、来年に向けてこうしたい、ああしたいと考えています。

このブログも書き始めて何年か書きますが、途中から毎日書くことにして、さらに昨年の途中から文字数を1500字以上にしてより内容を濃くしていくことにしました。段々と変化しています。コツコツと賢木@吉祥寺と毎日更新を続けて少しずつ効果が出てきました。Web上に我々の書いたブログエントリーがかなりストックされるようになり、検索にも引っかかりやすくなりました。おかげで、”ブログ見ました。”と言ってくださるお客様が増えました。これはとっても嬉しいことです。正直、書くことなくて辞めたくなることも多々あります。それでも無い知恵をふりしぼりなんとか書いています。来年も続けていきます。より充実させていきたいという希望もありますが、今の段階でいっぱいいっぱいなので、ブログに関しては続けていくことを第一に考えてみます。

我々がこだわって製作しているのは無垢材を使った家具です。その中でもテーブルと棚をメインにしています。ぼく自身はテーブルに関わることが多いので、テーブルについて今後の抱負を語りたいと思います。

端的に表現すると、”木目にこだわったテーブル天板を製作していきたい”と思っています。ストレートカットのはぎテーブルに関して従来通りですが、耳つきテーブルに関してはもう少しこだわりを持って製作していきたいです。

木目にこだわるとはどういうことか?

木目というのは、自然が作り出す模様です。もう少し大きく捉えるとテーブル天板の表情ということになります。板に現れる表情は多種多様です。ほんとにいろいろあります。材木市場に並ぶ板を見ていると、こんな表情もあるんだと毎回驚かされます。そうした板の多様の表情を皆さんに伝えていけるようなテーブル天板作りがしたいてす。

板の表情を大雑把に大きく分けると、”キレイ”と”キレイじゃない”に分かれます。世の中に出回っている板は圧倒的に”キレイ”な板です。”キレイ”の代表格が化粧合板です。合板で作られている家具は、表面に薄い(0.2mmとか0.6mm)の板が貼られています。この薄い板を突き板と呼びます。突き板にするために使われる丸太は最高クラスの丸太です。真っ直ぐに伸びていて節などの欠点がない丸太を選び抜いて使っています。値段が高くなる最高クラスの丸太を”突き板クラス”なんて呼ぶこともあります。化粧合板はこのキレイな突き板を並べて貼っています。全体的に統一感のある”キレイ”な印象です。

ソリウッドで製作しているストレートカットテーブルも基本的には”キレイ”な板を使っています。大きな節などが表に来ないように板を選んではぎ合わせています。そもそも日本に輸入されている板はいくつかあるランクのうち最高ランクのものがほとんどです。

でも”キレイじゃない”板も多く存在しています。そしてその中にはキレイじゃなくても、魅力的な板はたくさんあるんです。材木市場に並んでいる数多くの板を見てみましたが、多くの人が見向きもしないような板にも魅力的な板はいっぱいあります。そういう板もどんどんとテーブル天板にしていきたいというのがぼくの2015年の目標です。

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現在製作中のクリの4枚はぎテーブル。これも”キレイじゃない”板を使っていますが、結果的はかなり”キレイ”な天板になりそうです。それでも節や入り皮は入っています。

このテーマに関してはもう少し書きたいので続きはまた後日に。

瑞木@相模湖

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