2017.05.08

無垢材テーブルって?【No.1912】

ソリウッドでは無垢材テーブルを製作、販売しています。では、無垢材テーブルとはなにか?今日のブログではそんな根本的な話について書いてみます。

テーブルは皆さんご存知だと思うので問題ありませんね。平らな板に脚がついていて椅子に座ったり、床に座った状態で食事をしたり、作業をしたりする家具です。テーブルについてはかなり昔から世界的に使用されてきたようで、カタチなどは様々ですが至る所で目にすることがあります。日本においては食事をする際にテーブルを使用するのが当たり前になっていますので、テーブルを目にしない日はありませんよね。たいていの家庭には1台はテーブルが置いてあるはずです。物を持たない生活を実現されるミニマリストの方でもテーブル的なものは持っているようです。ミニマリストの方は折りたたみのテーブルを持っている方が多いようですね。いずれにしてもミニマリストの方でも食事をしたり、作業したりするのにテーブルは残しているようです。それだけ我々の生活にはなくてはならないものなんですね。もちろん床に直接座って、床に食器を並べれば食事をすることは可能です。でも、とても不便で食事がしにくいです。先日引っ越しをしてテーブルを運び出してしまった部屋で食事をすることにしましたが、特に考えることなくその辺にあった段ボール箱をテーブル代わりに使用しました。ほぼ無意識にテーブルの代わりになる物を探していました。

で、問題は無垢材です。あまり聞き慣れない言葉ですよね。私は無垢材という言葉を無意識に当たり前のように使用していますが、ピンとこない方も多いはずです。端的に言うと木そのものを使用しているという意味です。当たり前のように聞こえますが、世の中には木(無垢材)のテーブルに見えて実際には木そのものではなく木質素材と呼ばれる素材が多く使用されています。

木質素材の代表格はベニア板です。ベニヤ板は薄い板を繊維方向が交互になるように貼り合わせて作られています。テーブル天板に使用されているベニヤ板は表面にツキ板と呼ばれる薄い(0.2mmや0.6mmといった薄さ)の板が貼られています。こうしたベニヤは化粧合板といいます。化粧合板は表面の薄い板の樹種と中身のベニヤ板の樹種は違います。ベニヤ板の素材は様々ですが、代表的なのはラワン合板やシナ合板です。合板ははじめとする木質素材は反ったり、割れたりしないという大きなメリットがあります。木材を使用する際には天然素材ゆえに反ったり、割れたりするというデメリットを抱えます。そのデメリットを克服するために作られたのが木質素材です。

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それに対して無垢材は木をそのまま使用した材なので、木が持つデメリットをそのまま抱えこまなければいけなくなります。割れたり、反ったりする他に重さであったり、個体差があるといったデメリットがあります。でも、これらのデメリットを上回るメリットが無垢材にはあります。

まずは、丈夫だということです。無垢材のテーブル天板とベニヤ板やその他の木質素材の天板を比べると無垢材の方が丈夫で長持ちしやすいです。また、無垢材は削り直すこともできます。キズなどがついた場合は削り直して再塗装をすれば新品同様まで回復します。木質素材の天板はこうした修復ができません。削るとすぐに下地が出てきてしまいます。表面は0.2mmや0.6mmのツキ板なので、削り直す事ができません。削れないと再塗装をするのも困難です。こうした意味合いで無垢材テーブルは丈夫で永く使用することができます。

しっかりと組み立てられていれば、10年20年使用するのは問題ありません。子供や孫の代まで使用することも可能です。

というわけで本日のブログは無垢材テーブルってなに?という話でした。

瑞木@相模湖

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