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家具屋で働く双子のブログ
ウォールナット材で製作する耳つき多数枚はぎテーブルはいかがですか?
昨日のブログエントリーではウォールナット材の耳つき2枚はぎテーブル用の板を紹介しました。引き続き耳つきテーブルの話題でいきます。
耳つきテーブルと言っても、専門的にみるといくつかあります。まず代表的なのは1枚板テーブルです。
1枚板という言葉は聞いた事があると思います。一般的に知られている言葉ですが、たびたび間違った解釈をされている事があります。1枚板=無垢材というのは間違っています。1枚板とは原木から製材された1枚の板のことを指します。2枚以上の板をつなぎ合わせた板のことを1枚板とは言いません。つまり1枚板テーブルとは、1枚の板でテーブルになる板のことです。ダイニングテーブルとして必要な一般的な奥行きは800ミリ以上。幅が800ミリ近くないと1枚板のダイニングテーブルは製作できません。1枚板テーブルは樹皮がついていた”耳”を残して作るのが一般的です。
しかし、1枚でダイニングテーブルになる幅がある板というのは数は多くありません。そこで何枚かの板を幅方向にはぎ合わせてテーブルにする方法があります。耳つき2枚はぎテーブルというのは、耳つきの板を2枚はぎ合わせてテーブルにしたものです。昨日のブログで紹介したのはこの耳つき2枚はぎテーブル用の板です。2枚はぎテーブルになる板はおおよそ500~600ミリです。それぞれの板の片側の耳を切り落としてはぎ合わせたのが耳つき2枚はぎテーブルになります。幅500~600ミリの板というのもそこそこ大きな樹です。耳つき板を製材するのはこのぐらいの径の丸太が多くなります。
本日紹介するのは耳つきの5~6枚はぎのテーブルです。耳つきの200ミリ前後の板を使用します。丸太の端の方からとれた板は幅が狭くなります。これらの板を使用するのが、耳つきの5~6枚はぎテーブルです。その他にも割れてしまって幅広く使えなくなった板を使用することもあります。たとえば芯持ちの板。丸太の中心(芯)を含んだ板は乾燥中に割れます。割れると断言します。芯持ちの板はその丸太で1番幅が広い板なので幅広く使いたくなりますが、残念ながらそう上手くはいきません。なので真ん中で割って片耳つきの板2枚にします。それらの板は耳つきの5~6枚はぎテーブルを製作するのに最適なんですねえ。
こちらが過去に製作したウォールナット材の耳つき5枚はぎテーブルです。通常のストレートカットのテーブルの両サイドが耳つきの板になっている感じです。
このようなテーブルがつくれる板が相模湖工房に置いてあります。
W1505
真ん中3枚の板は実際に使用する板とは違います。イメージしやすいように合成した写真になります。長さが1900ミリまで対応可能です。幅によってはぎ枚数は変わってきます。耳のラインはわりと真っ直ぐで使い勝手は良い天板になると思います。
W1504
写真はW1500ミリを想定して合成しています。こちらも真ん中3枚の板は実際に使うものとは異なります。実際の耳つきの板はもっと長いのでW1900ミリまで対応可能です。1番下の板は斜めに杢が入っています。(他の板とは少し趣きが違います。)
ウォールナット材の場合は、板厚が40ミリ、30ミリで天板を製作しています。30ミリだと薄いので耳がついている感はあまりありません。耳つきというのを強調したいなら40ミリの方をオススメします。30ミリの耳つき5~6枚はぎのウォールナット天板も製作可能です。興味がある方は、吉祥寺ショールームまでお問い合わせください。
多数枚をはぎ合わせる耳つきテーブルは、1枚板テーブルとは印象がだいぶ違います。いろいろな表情の板がはぎ合わせてあるので、自然が作り出す多様な表情が楽しめるのが特徴です。どうですかね?ウォールナット材の耳つき5~6枚はぎテーブル。
瑞木@相模湖
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