2023.05.08

ひとつひとつ形が違うカッティングボード

テーブル製作で切り落とした材を使ってカッティングボードを作りました。


こんな感じのものです。

これを『ひとつひとつ形が違うカッティングボード』と名付けました。

なぜ、ひとつひとつ形が違うのか?

その答えは材料となる木材の形がひとつひとつ違うからです。正確に言うと大きさが違うからですかね。

 

何か物を作る時には必ず大きさを決めます。

テーブルの場合はテーブル天板の長さとか幅とか、定番サイズもあればお客様のご要望のサイズもあります。

私たちが仕入れている木材の長さは2m前後になります。その板から長さ1500mmのテーブル天板用の板を取ると40cmくらいの半端な材が出てしまいます。これは仕方ないことです。

で、その40cmくらいの長さを板をどうするかという問題が出ます。

それを解決するためのひとつが『ひとつひとつ形が違うカッティングボード』になります。

でもって、このカッティングボードのサイズを決めてしまうとまた半端な材が出てきてしまいます。さらに決めたサイズに長さが1cm足りない、幅が2cm足りないという材が出てきます。

サイズが決まっていると使えない材の量が増えてしまいます。それだと切り落とし材を使うメリットがなくなます。

だから、切り落とした材でカッティングボードが作れる大きさの板はその大きさを活かしてカッティングボードにしてしまおうと考えて作り始めました。

なので、本当にひとつひとつのサイズと形がバラバラです。


CBHK-197は長さが短いけど幅がある板から作りました。なので、他のと比べても変わった形をしています。作った本人もこんな形大丈夫か?と半信半疑でしたが、出来上がってみたらなかなか使い勝手が良さそうな形になりました。


CBHK-198は割れてしまっている部分を避けたらこんな形になりました。


CBHK-200は長さはあるけど幅が狭い板をこんな形にしてみました。


耳つき材の耳を活かした形もあります。耳の部分が残っていると自然が増してよりナチュラルな雰囲気になります。

今回はクルミ材でしたが、他の材でも切り落とし材が出れば作っていきます。

作ってみて小さいカッティングボードも意外と使いやすいなと思いました。今まではある程度大きさがないとカッティングボードとしては使いにくいのかと思ってましたが、取ってがあるなら小さいサイズでも色々と使えるシーンがあるような気がします。特にキャンプとかでは重宝しそうな感じです。小さければ重くないし、邪魔にもなりにくいので。

 

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