2020.03.17

製材してすぐの板を木材乾燥庫に入れたら…

1月の終わりに製材所で製材してもらったクリの板、すぐに乾燥庫に入れておきました。

で、今日含水率を測ってみたら


とかになっていました。

6.1%は一番低い数字でしたが、最近しても8%くらいです。十分に乾燥しました。

今回製材した板は、25mmと20mmと薄いものなので乾燥にかかる時間は少なめです。でも、製材してから2ヶ月経たずにこれだけ乾燥させることができるのは、乾燥庫の性能が良いおかげだと思います。

乾燥庫に入れる前は

含水率50%以上。

2月始めには正真正銘のずぶ濡の板が、3月17日現在で含水率6~8%くらいです。

これは結構、良い結果だと思います。

で、肝心の板の状態ですが、特に割れがひどかったり、反りがひどかったりはしていないです。もちろん、木口からの割れはそれなりにあるし、幅反りがある板もあります。でも、他のところで乾燥させた板と大きな違いはありません。

一番割れが入った場所で長さが50cmくらいでした。

まあ、このくらいの割れはどんな乾燥庫で乾燥させても入る可能性があります。

通常、製材した後は半年~1年くらい天然乾燥させておきます。外の空気に晒した状態でゆっくりと乾燥をさせます。それから人工乾燥をします。ズブズブに濡ている板を急激に乾燥させると割れたり、反ったりする割合が高くなります。なので、天然乾燥でゆっくりと水分を抜いてから乾燥庫に入れるわけです。

でも、今回はその天然乾燥の時間を取らず、含水率50%以上の状態ですぐに乾燥庫に入れてしまいました。それでも、この程度の割れや反りでした。

もう少し厚みのある板だと、今回のようにはいかないケースもあると思いますが、ずぶ生のまま人工乾燥が必ず悪影響を与えるとも言い切れなくなりました。

実験してみるものです。

今回乾燥させた板については、少し前に2回ブログで書いています。もし、興味がある方はそちらもお読みください。

薄く製材してもらった板がやって来た!

我慢しきれずに生材を乾燥庫に入れちゃいました。

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