2020.01.24

バラバラになった板を丸太の形に復元してみた !

頼んでいた木材が材木屋さんから届きました。

今回仕入れたのはクルミ材。丸太の1本を特定の厚みに製材した板です。


バラバラになって梱包されていたので、丸太の形を復元してみました。


全部で丸太3本分でした。

丸太の形に復元する作業は、楽しいです。

楽しいだけでなく、それなりに意味のある作業でもあります。

バラバラな状態だと、そのままバラバラと使ってしまいます。でも、こうして丸太の状態に復元するば同じ丸太の板は一緒に使うということができます。

同じ丸太から製材された板を”共木”と呼びます。

“共木”でテーブル天板や一つの家具が作れると木目や色に統一感を出すことが可能です。

でも、流通の都合で多くの板はバラバラになってしまいます。”共木”は貴重です。


丸太の形に復元することで見えてくることもあります。

この丸太は、一番上の板がどうやら大きく割れてしまったようです。なので、すでに2枚にカットしてありました。でも、割れて幅が狭くなってしまった板は量のカウントに入っていません。材木屋さんのおまけです。

上の写真を見ると、真ん中から放射状に割れが大きな割れが入っています。この割れは丸太の状態の時に入った割れですね。

ですが、上の2枚はその割れとは別のところで大きく割れています。この割れは製材した後の乾燥段階で入った割れだと分かります。丸太の時に入った割れとは別のところでも割れることがあるのです。こういうのがちゃんとみておくのはとても勉強になります。


含水率を計測してみました。

十分に乾燥しています。これらの板は製材して半年から1年、天然乾燥をさせてから木材乾燥庫で人工乾燥させています。今回の仕入れは材木屋さんで人工乾燥までしたものです。

含水率が8%台だったので、しっかりと乾燥された板というのが分かりました。中には乾燥材となっていても、十分に乾燥していない場合もあります。なので、使う前にチェックしないとダメです。

バッチリ乾燥されているので、安心してすぐに製作に取りかかれます。

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