2020.01.06

チェーンソー目立て、上達の第一歩は自分の手にあった柄を作ること。

前回のブログに書いたように、半ば強引に参加したチェーンソーの目立て講習会。色々と目から鱗のことがあって、とても役に立つ講習会でした。

その講習会で、講師の方が

「まずは、自分の手にあったヤスリの柄を作ってください。」と。

いきなりハードルが上がりました。

まあ、チェーンソーに限らず道具を使う世界ではよくあることです。

木工でも、玄翁の柄は自分の手にあったものを作れだとか、色々あります。上達への第一歩は、自分にあった道具を使えと言うことです。

チェーンソーの目立てには丸ヤスリを使います。(最近は板ヤスリを使う人も増えていますが、基本は丸ヤスリです。)


こういうやつです。このままでも使えなくないですが、柄を使った方が使いやすいです。


もちろんチェンソー目立て用ヤスリのための柄も市販されています。上の写真は私が使っているオレゴン社のヤスリ柄です。数百円で買えたと思います。特に不満なく使っていたわけですが。

先の講習会の講師の方は、こうした市販の柄については全否定でした。

特に真ん中がくびれた形の柄では、うまく目立てられるようにはならないと。

じゃあどうすればいいのかといえば、その辺に落ちている枝を削って作ればいいんですね。

なので、その辺に落ちているちょうど良さそうなクヌギの枝を使って作りました。


握りやすいと感じるのはオレゴン社のヤスリ柄よりも太いものでした。

枝についている樹皮はノミで削り落としました。樹皮がついているとゴツゴツしすぎるし、そのうちポロポロと落ちてきますし、虫が喰いやすくなります。なので、はじめに落としておく方が良いです。

当然、まだ乾燥していないので、乾燥をさせなくてはいけません。そのまま使っていてもそんなに影響はない気がしますが。やはり、仕事で木の乾燥をさせているので、つい乾燥のことが気になります。

そこで、普段から使っている木材乾燥庫に一週間ほど入れておきました。若干の割れは入りましたが、使用に問題がある割れではないので割れはそのままにして使います。

講師の方は、手に合うように削ると言っていましたが、特に削らなくても手にフイットしている感じがするのでとりあえずそのままです。ヤスリで綺麗に磨くこともしていません。ツルツルにするより、多少ザラザラしていた方がフィット感も良く滑りにくいです。


少し長いバージョンも作ってみました。

柄の長さは長い方がいいのか、短い方がいいのか、まだ分からないので使ってみて良い長さを見つけていきたいですね。

どうですかね?なかなかカッコいい柄ができました。ただの柄ですが、自分で自分にあった?と思う柄が出来ただけでテンションが上がります。まあ、これで目立てが上達したかといえばそんなことはなく、これからの努力次第何ですが、とりあえずの第一歩を踏み出しました。

 

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