2018.11.04

【No.2455】木工教室の様子を撮ってきました

ソリウッドの相模湖工房は、週末には木工教室に変身します。ソリウッドの前身でウッドランドと名乗っていた頃から続いている木工教室です。かれこれ40年ぐらいになります。開講当初から、本格的な家具作りを行う教室を標榜し、多くの生徒さんが数多くの作品を残してきています。また、本格的な家具作りに並ぶ2大特徴として挙げられるのが、手道具を使った家具つくりです。手道具とは、鉋やのみ、ノコギリなどの伝特的な木工道具をさします。現在では趣味としての木工の主流は電動工具を使ったDIYになってきていますが、ソリウッド木工教室では木工を行っている工房でもあるので、木工の基本となる手道具を使った加工にこだわり、ビス留めではなく、ほぞで組むなどの手法を指導しています。

実際に指導をするのは、ソリウッドで働く木工職人のスタッフと以前ソリウッドで働き、現在は個人で活動している職人です。いずれも木工の経験が豊富です。私は普段吉祥寺ショップで販売をしているので、なかなか教室の様子を目にすることができなく、工房スタッフがアップするインスタグラムの写真などで様子を知る程度ですが、木工教室のウェブサイトをリニューアルするにあたり、現地での撮影に同行してきたので、とある応用コースの1日をリポートしたいと思います。

木工教室の朝はやや早い

教室は9時半集合となります。車で直接来る方、電車でくる方がいらっしゃいます。電車でいらっしゃる場合は、工房の最寄り駅である相模湖駅まで送迎します。集合時間に近い電車に合わせて工房の車とタクシーで生徒さんを相模湖駅から工房まで迎えにいきます。

こちらはまだ生徒さんが来ていない工房の工作室です。並んでいる机がそれぞれの作業スペースとなります。

生徒さんが集まりだし、それぞれ準備をしていきます。生徒さんにはロッカーが一つ割り当てられますので、道具などはそこに置いておくことができます。また、仕掛り中の作品についても工房に置いておくおくことが出来ますので、毎度大きな荷物でくる必要はありません。

講師と相談しながら作業を進めていきます。

この日は応用コースの日でした。応用コースは決められた課題があるわけではなく自由製作になりますので、ご自身でデザインをしてご自身で製作することになります。作業は個人個人で進めていきますが、わからないことがあればその都度、講師がアドバイスしていきます。この日は、引き出しがついた収納、引き出し付きデスク、座卓、テッィシュケースなど様々なものが製作されていました。

デスクの天板に使う板の組み合わせを決めています。幅の広いものは複数の板をはぎ合わせしますが、どの板をどこに使うかで表情が違ってきます。ですのでこの作業は見た目を決定する重要な作業です。板を濡らして仕上がりに近い状況にして確認していきます。

12時から1時間はお昼休憩です

工房の近くには食事をするところが少ないので、基本的には食事を持参頂き、生徒の皆さんでテーブルを囲んで食事をします。応用コースでは長年同じクラスで通っている方もいるので、話も盛り上がったりします。

午後の作業も黙々と

この日、トチ材の天板をひたすら鉋がけしていた生徒さんです。綺麗な木目が出ているトチ材の板は木工教室の新年会のビンゴ大会の景品で当たったものです。節の部分に穴があいてしまっているところは樹脂で埋めて、そこも含めて鉋をかけてスベスベに仕上げていきます。この日は肌寒さがある日でしたが、鉋をかけると汗ばむほど暑くなります。

15時から30分はおやつ休憩になります。一旦手をとめ、ここでも生徒さんと講師陣で歓談となります。

16時30頃には、皆さん区切りの良いところで作業を止め、片付けに入ります。

こうして木工教室の1日が終わります。工房内は終始、玄能で木をたたくかんかんという音など木工をしているなと感じる音が響いていました。

次回の新規生徒募集は、4月スタートの基礎1年コースになります。こちらはタモ材の花台という共通課題の製作を通して、木工の基礎を学ぶカリキュラムになります。12月の中頃から募集を開始する予定です。詳細が決まりましたら、ウェブサイトで告知をします。

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