2014.07.12

続・家具は写真でサイズ感は伝わるのか? ウェブショップで家具を売るためには…

写真で家具のサイズ感を伝える事ができるのかというテーマで昨日のブログを書きました。今日はその続きです。昨日のブログを読んでいない方は先にこちらを読んだ方が理解が深まると思います。

ネットでの買い物で1番ネックになるのは、サイズ感だと思っています。色についても、見る画面によって違って見えるという問題を含んでいます。が、赤が緑に見えることはまず無いわけで微妙な色の違いが伝わりにくいということで、サイズの方が大きな問題かなと思っています。

そのもの単体の写真を撮るとサイズ感が失われます。これは誰でも経験がある事だと思います。そういう問題を解決するために、たばこの箱を一緒に写すという手段を使っていた訳です。

例えば、以下の2つのデスクはどちらが大きいか分かりますか?

140712_1.jpg

同じぐらいの大きさにみえませんか? 単体で写っている事でそのサイズ感が失われてしまっています。

上の写真はアサダ材の天板のデスクでサイズはW1200×D560-580×H700 t=45mmです。下の写真はトチ材天板のデスクでサイズはW850×D530-550×H700 t=45mmです。正面から見たときに間口で350mm違うんです。結構違いますが、これらの写真だとその350mmの違いが伝わらないと思います。

なので、単体で写っている写真というのはサイズ感が失われるので注意が必要です。そこでサイズ感を出すために他の物を一緒に写し込むのが効果的です。

140711_1.jpg

こうして椅子と一緒に写すと意外に小さいのが分かりますよね。

140711_2.jpg
さて、ここからが本題です。昨日から前置きが長くなってしまいました。私が座っているのが、isu-worksさんのGENチェアです。isu-worksシリーズの最新作です。サイズはW525×D525 SH420mm です。私のサイズは身長1700mmで体重65kgです。座面高が420mmだと、足裏がしっかりと着きます。私の膝下の長さを計測したところだいだい440mmぐらいでした。身長の対して膝下の長さが約26%。私と同じ膝下比率の人で身長が1500mmの場合、膝下が約390mmになります。となると、しっかり深く腰かけると足裏が着かずにブラブラしてしまいます。

という感じで人が座った写真を見ることでサイズ感が分かりやすくなるのではないかなと思った訳です。今回は私が座った写真だけしかありませんが、体型の違う人が座ってどうなるかというのを見てもらうと座らなくてもサイズ感を少しは分かってもらえるのではないでしょうか?

140711_3.jpg

肘掛けのある椅子の場合は、テーブルやデスクの中にどのぐらい収まるかも重要な問題になります。デスクの高さが700mmで天板の厚みが45mmあります。なので、床から天板したまでの距離は655mmになります。天板したの高さが666mmあればこのGENチェアはここまで収めることができます。幕板がついているテーブルの場合は、幕板に肘掛けが当たってしまい中に収めることができなくなります。こういうサイズ感も家具選びでは重要です。こういうサイズ感が分かるWebショップにしなくてはいけませんね。

瑞木@相模湖

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