2014.05.24

無垢タモ材の耳つきテーブルを納品しました。

タモ材の耳つきはぎテーブルを納品しました。先日のとても不安定な天気の日の納品でした。朝からとても晴れていたので、特に気にしていなかったのですが、段々と辺りが暗くなり室内にテーブルを納めた直後に雨が降り出しました。ギリギリセーフで良かったです。

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天板はオイル仕上げですが、脚は黒く着色したウレタン塗装です。黒い脚は全体の印象をグッと引き締めてくれます。今回納品したお部屋は床・壁ともに天板と同系色でした。脚も天板と同じタモ材のオイル仕上げだと、周りと同調しすぎてテーブルが埋もれた印象になったと思います。黒い脚が正解だったと感じます。タモ材・ナラ材・トチ材など薄い褐色系の天板の場合は、黒く着色した脚が映えます。黒い脚というと鉄の脚を思い浮かべる方が多いと思います。木と鉄の組みあわせたテーブルもたくさん販売されています。でも、ソリウッドではやっぱり木を使おうということであえて鉄には手を出さずに、木にこだわっています。黒く着色していても木ですので、必要以上に冷えたりしません。冬の寒い時期に脚に触れたら冷やっとするなんてこともないですからね。

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無垢材のテーブルを探していると耳つきという聞き慣れない言葉に出会うと思います。耳つきとは、樹皮がついていた部分をそのまま残していることを指します。当然、一つ一つの耳のカタチは異なります。今回のタモ材テーブルの天板は4枚の板をはぎ合わせています。そのうち、両側の2枚に耳つきの板を使用しています。製材時の都合などで、耳をカットした板の方が流通量が多いです。耳つきの板は、耳つきの板を探して仕入れないと手に入りません。樹種によっては耳つきの板が手に入らないものもあります。ナラ材などは耳のすぐ内側の白太と呼ばれる部分が脆く、虫に喰われやすいために通常は使用しません。幅の広い板で1枚板や2枚はぎでテーブルになるものはありますが。今回使用したタモ材はロシア産のタモ材です。日本で使用されているタモ材の多くはロシア産です。ロシアのタモ材は、寒い地方で育っているために1年の成長幅が少ないんです。上の写真を見ると、年輪と年輪の幅が狭いのが分かると思います。ゆっくりと成長した木は、木目が詰まっていてとても綺麗な模様を見せてくれます。

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このタモ材のテーブルには1箇所チギリと呼ばれるものを埋め込みました。チギリは本来は割れてしまった箇所にこれ以上割れが拡がらないようにするために埋め込みます。今回はお客様のご要望で意匠的な意味で埋め込みました。

タモ材の耳つき板の在庫が工房にあります。タモ材の耳つきテーブルをお探しの方は吉祥寺ショールームまでお問い合わせください。ご希望のサイズを伝えて頂ければ見積もり致します。

瑞木@相模湖

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