2014.04.30

無垢材の書棚はサイズオーダーで製作します

以前にもこのブログに書いたことがあるのですが、無垢材で製作するメリットが高いと考えているのが書棚、本棚です。理由は大きく3つ。

無垢材の丈夫さが適している

無垢材の質感がリビングや書斎の雰囲気を壊さない

設置場所に応じたオーダが可能

こういったところが、私が考える無垢材の書棚・本棚のメリットです。

ソリウッドでは、吉祥寺ショールームに見本となる棚の展示はしていますが、サイズについてはお客様のご要望に応じて製作します。そのため、見積りについてもその都度、ご希望のサイズや樹種、その他の仕様をお聞きし見積りします。

仕様については、基本があります。まずはソリウッドの基本的な棚の仕様を説明します。

無垢材の書棚・本棚

こちらはソリウッド基本仕様の本棚です。材はタモ材です。外側は28mmの厚めの板を使います。中の棚板は22mmの板を使います。22mmの板でも強度は全く問題がありません。棚板は20mm奥まらせてつけています。要するに、全体の奥行きが340mmの場合、棚板の奥行きは320mmに設定しています。これは、見た目の問題、デザイン的にそうしています。

また、底板は側板の下から60mmあげてついています。これは、底板の下を掃除しやすいようにしています。内寸や全体の高さを優先して、どうしても60mmに出来ない場合はそれ以下にすることももちろん可能です。その場合、底板の下にほこりが溜まらないように、底板と床の間を板で塞ぐようにすることも出来ます。

その他仕様については、以下のようにすることもできます。

固定棚→可動棚

先ほどの写真のタモ材棚は棚板は全て固定になっています。固定棚の一部を可動棚にすることができます。可動棚にする場合、側板の内側に棚板を支える小さな円柱状のダボをねじ込む穴を用意しておきます。ダボ穴の間隔は30mmにすることが多いです。棚板の位置を変えたい場合は、ダボを移動させることで調整します。

オープン棚→背板をつける

棚の後方部分に背板をつけることも出来ます。背板は見えないことが多いので、4mmの合板を使うことが多いです。こちらの写真はテレビボードですが、後方に背板をつけた例です。テレビボードの場合は、DVDレコーダーやアンプなど熱がこもらないように背板に穴をあけています。

棚の背板

また、サイズが大きいものは搬入のことを考慮して分割して製作し、現地で組み立てるようにしています。目安としては、幅か高さのどちらかが1800mmを超えるものは分割することを考えます。

見積りを考えると、上記のような仕様にすることで、金額はUPします。ですが、せっかくオーダーで製作するものなので、出来る限りお客様のご要望にお応えしたいと思っています。

いずれにしても細かい仕様はご相談の上、決めていきますのでご希望をどんどん申し付けて頂きたいと考えています。

賢木@吉祥寺

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