2014.04.26

ダイニングとは別の家族共有の作業空間を生み出すシンプルデスク。

家族みんなのデスクシリーズの新作を製作中です。ソリウッドでは耳つきの無垢材板を天板に使うデスクをシリーズ化して製作・販売をしています。リビングに置いて共有のパソコンを置いたり、お子様の宿題をしたり、裁縫をしたりと家族みんながちょっと作業したりするのに役立つデスクと位置づけています。大きさはW800-1200mmでD500mm程度のサイズを中心にしています。リビングの端のスペースに置いておけば、ダイニングテーブルとは別の作業空間が生まれます。

このシリーズでは樹皮がついていた耳と呼ばれる部分を片側だけ残して製作しています。片側は耳を落としているので、壁につけて設置することが可能です。天板に使用する板は材木市場で仕入れてきています。製材されたばかりの耳つき板をソリウッドの木材乾燥庫で人工乾燥させて製作していきます。まずは天板になる板を削って平面を出します。乾燥をさせて板は水分が抜けて収縮します。その際に反ったり、ねじれたりします。その反りやネジレを取り除きます。今回削った板はアサダとトチで全部で4枚です。

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アサダのいう木です。カバノキの仲間になります。靴を作る為の木型によく使われている木材です。流通量が多くないので目にする事は少ないですが、カバと同様にきめ細かい木目が特徴です。赤褐色の色をしています。アサダは初めて扱うの木になります。このアサダは赤いってほど赤くないようにも感じます。仕上げで塗装をしてどうなるか?どんな天板になるか楽しみです。

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こちらはトチ。ギラギラとした木目が出ている板です。赤い部分が入っていなくて白い部分だけ。仕上げるとキラキラ、ギラギラと光る個性的な天板になるはずです。

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こちらもトチの板です。さきほどのトチとは少し感じが違いますね。ギラギラした木目はありませんが、色の濃い部分の形が面白いです。

家族みんなで使うデスクシリーズは敢えてシンプルな作りにしています。デスクには引き出しがついているのが一般的ですが、このシリーズでは引き出しはつけていません。家族の誰かが必要な時に使うデスクなので、個人の物は置いておくのではなくその都度持ってくる事をイメージしています。オフィスにおいてもそのような使い方が前提になっている所もありますよね。ダイニングテーブルで宿題をするお子様もその都度必要なものを持ってきて、終わったら自分の部屋に片づけるようにしていると思います。その方がリビングなどはスッキリします。

瑞木@相模湖

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