2014.03.15

クルミとウォールナットは違う樹種? クルミの耳つき板を削ってみた。

乾燥が終わった耳つきのクルミの板を削ってみました。

これが乾燥庫から出したクルミの板。表面はいつもの通り、汚れやシミで木目の様子を窺い知ることは出来ません。

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どんな木目がでるのでしょうか?

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はい、こんな感じです。クルミらしい優しい表情が出ました。

さて、クルミを英語に変換するとwalnut。つまりウォールナットです。木材業界や家具業界で、ウォールナットと言ったら、北米産のアメリカンブラックウォールナットの事を指します。近年、日本でも北米産のウォールナットの人気が高まり、定番と言えるほどまで定着してきました。

その一方で、クルミと言ったら国産もしくは中国、ロシア産のクルミ材のことを指します。北米産と違って、色は薄いです。アジア、ロシアのクルミは、ウォールナットのように濃い色をしていません。しかし、よく木目を見てみると、色は違えどその表情は似ています。また、クルミの方がウォールナットと比べると若干柔らかく軽く感じます。

ソリウッドでクルミ材を扱うことは、多くはありません。たまたま耳つきテーブルにするのにちょうど良いサイズの板を見つけたので購入してみました。同じ丸太から採れた共木の板を2枚。若干虫喰いの痕がありますが、割と目が詰まっていて綺麗な木目をしています。

どこを使えば良い天板が採れるかを検討してみたところ、3枚はぎにするのがいいかなと思っています。どんな風になるか合成写真を作ってみました。

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真ん中に板目の幅広い板をもってきて、両サイドに柾目の板がくるようにするのが良いと思います。こうすると、一見1枚板のように見えるかもしれません。別に1枚板に見せるような狙いがあってこう組み合わせる訳ではありません。こう組み合わせるのが1番自然に見えるからです。

このクルミの板はすぐにテーブル天板にする予定はありません。詳細情報は耳つきテーブルのWebサイトに準備OK!な板として載せます。気になる方がいたら、吉祥寺ショールームまでお問い合わせください。

瑞木@相模湖

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