2014.02.24

無垢材家具はこんな板からできている。

耳つきの板を使ったテーブルやデスクはどんな板から作られているかご存じですか?

今日は家具になる前の元の板を紹介してみます。

まずは完成品から。

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カバ材のリビングテーブルです。かなり小振りなテーブルですが、両側に耳がついている1枚板が使われています。この天板に使われた板はこんな感じでした。

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オーダーに沿った板をピックアップして、この板でどうですかと提案させて頂くために撮った写真です。
使用する予定の部分だけ、木目がわかるように電気カンナで粗削りしてあります。

それ以外の部分は、汚れやシミでどんな板なのかハッキリ分かりません。材木は乾燥させないと使用することが出来ません。乾燥の過程で表面にシミができ、汚れがつき、紫外線の影響で色が飛んでしまいます。なので、仕上がりをイメージしにくいのです。しかし、経験を重ねていくとだいたいどんな木目の板で、どんな仕上がりになるのかが分かってきます。

削る前から、”これは滋味深い木目がでるな”とか”激しい木目が出てくるな”とか想定することが出来てきます。それでも、削ってみるとイメージしていたのと印象が違う板もあります。そんな時に「ああ、やっぱり木は面白いな。」と感じるのです。

このカバ材は、”上品ながら力強い木目が出てくるかな”と想像していました。結果は、思っていた通り。
白太と赤身のバランスも良く、いい味の木目がでたと感じました。

瑞木@相模湖

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