2014.02.05

テーブル天板の端に脚をつけたいというオーダーにはこの方法を提案します

このブログでも何度かダイニングテーブルの脚について記事を書いています。4つの定番タイプから選んで頂くというものです。ですが、今日は脚の取り付け位置についてよくある質問の回答を書いていこうと思います。

その質問とはこういうものです。

「脚を天板の端に合わせてつけることは出来ますか?」

回答としては、「出来ます。ただし、工夫が必要になり少しデザインが変わります。」となります。あくまでもソリウッドの場合です。

では、工夫が必要になる原因はどんなものでしょう?

それは無垢材ならではの問題です。無垢材は湿気を取り込むため、伸縮します。最も湿気のある季節と乾燥している季節を比べると、横幅で最大5mmほど変化していることもあります。ソリウッドのテーブルの場合、天板と脚は着脱可能にするため、金属プレートを介してボルトで締結しています。そのため、天板と脚は直接固定されていないので、別々に伸縮します。

そうすると、天板の端に脚がくるように調節して取り付けたとしても、伸縮によって天板と脚にづれが生じます。ぴったりくっついて納まっていたものが、すこしづれると気になってしまいますよね!?

これが天板の端に脚をつける際に、工夫が必要な原因です。

では、これどのように対処するのかです。

ヒントは先ほど、述べたぴったりとくっついていると、づれが気になるということです。

そこで、づれが生じてもなるべく気にならないようにするにはどうすればよいでしょうか?

それは、接している面を少し離してあげれば、少々のづれを感覚的に解消することが可能です。具体的には天板と脚の間に5mmの隙間(我々はスリットと呼んでいます)を設けます。こんな感じに。

スリット入り

こちらは先日納品したウォールナット材の小さめのテーブルです。スリットを入れることで、前述の問題解消だけでなくデザインのアクセントにもなります。

スリット入り脚のテーブル

こちらは以前納品したスリット入りの脚をつけたテーブルです。少し離れたところから見ると天板が浮いたようにも見えます。こちらの脚は定番というわけではありませんが、端に脚をつけて欲しいとの要望があれば提案、製作しています。徐々に納品例も増えてきました、そのうち定番の脚となるかもしれません。

賢木@吉祥寺

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