2014.01.25

樹皮もかっこいいんだな。まじで木はすごい。

我々は木の内部、いわゆる木部という部分を使わせてもらって家具を作っています。木部の外側には木の生長点である形成層があります。その外側に樹皮があり、内部を保護しています。

木を使うためには、丸太を製材します。製材をする前に樹皮を剥がす場合と樹皮をそのままつけて製材する場合があります。

製材する前に剥がす場合は機械を用いて剥がします。この機械を使うと木部までキズついてしまう事があります。なので、耳(樹皮がついていた部分)を活かしたテーブルなどを作る場合、機械剥がしをしていない方が都合がいいのです。

機械を使わない場合は、そのまま製材して一枚一枚地道に剥がしていくしかありません。樹皮も簡単に剥がれる場合となかなか剥がれない場合があります。樹種によっても違います。

まあ、樹皮を剥がすのには苦労します。一枚の板の中でも簡単に剥がれる部分と全然剥がれない部分があります。樹皮はがしをする度に観察をして、簡単に剥がれるようにするにはどうしたらよいかを探っています。剥がれやすくなっている状態は見れば分かるのですが、どうしたらその状態になるのかが分かりません。この状態にする方法が分かれば、グッと作業時間が短縮できるのですが…

さて、木の皮。よく見てみるとカッコイイ。

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苔がついたり、部分的に変色していたりと。

カッコイイと感じた部分は取っておいてます。
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こちらはストックしてあった樹皮に塗料を塗って少し固めたものです。なにかに使えるかもしれないというもったいない精神で置いてあります。

その一部をマグネットにしてみました。
140125_3.jpg

裏にマグネットシートを貼っただけのDIYですが、個人的には気に入っています。ただ、マグネットシートは磁力が弱くて、紙一枚ぐらいしか抑えることができません。これだとあまり実用的じゃありませんね。もう少し改良したいですが、なかなか時間が取れずにいます。

樹皮はがしは辛い作業ですが、カッコイイ模様を見つけた時はテンション上がります。そして、着実にコレクションを増えていってます。

何とも言えないキレイな模様を生み出しているんですよね、自然界は。ほんと惚れ惚れします。

瑞木@相模湖

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