2013.12.11

トチの天板にウォールナットの脚はいい感じ!

無垢材のテーブルにおいて何となく常識になっていることの1つに「天板と脚の素材は同一」ということがあります。具体的な例をあげるとすると、天板がウォールナット材であれば脚もウォールナット材で製作するということです。全体のバランスや色味を考えると天板と脚の素材が同一であったほうがまとまりがでるので、基本は同じ素材で製作することが多いです。

ですが、そうでなくても良いのです。

ソリウッドの場合、天板と脚の素材は違う材種で作ることも可能です。私のお気に入りというかオススメはトチ材の天板に、ウォールナット材の脚の組み合わせです。

トチ材+ウォールナット材のワーキングデスクいい感じですよね!?

締まった感じもします。かわいらしい感じもします。

実はトチ材の天板の場合、脚もトチ材で製作することはあまりありません。その理由はトチ材の性質にあります。トチという木は、大きく成長する木であり、1枚板でダイニングテーブルが出来るほどのサイズにまで成長します。そのため、木材としては、そのままの大きな板として使うことが前提として流通しています。ソリウッドでも、そのまま1枚板や2枚はぎテーブルの天板として使うことが多いです。反対の言い方をするとテーブルの脚に使うような板が少ないということになります。

ソリウッドの場合、脚を製作する際には、幅が10から20cm前後に製材された板を使います。ところが、トチ材ではそのような板があまりありません。そこで、トチの天板と同じ色味で脚を製作する場合は、カバ材を使います。

また、トチ材の箪笥とか本棚もあまり聞いたことがありません。理由は同じで、そういう用途には使われないということです。

同じ材で製作されることが少ないので、思い切って色味が違う材にチャレンジしやすいと側面もあります。そうしたなかで、ウォールナット材の脚が似合うなと思うようになりました。

最後にトチ材+ウォールナット材で納品させて頂いた例で今日のブログをしめます。

トチ材+ウォールナット材

ちょっとあいたスペースに置かれることを想定して製作した小さなデスクです。パソコンやちょっとした作業に使える便利系デスクです。かっこよさとかわいさが共存したデスクだなと思っています。

トチ材のデスク

こちらは1700×660から740前後のトチ材ワーキングデスクです。こちらも同じように高級感がありつつ、かわいさもある雰囲気になっています。

賢木@吉祥寺

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