2013.11.09

これは最高に楽しい趣味なのでは?

木工教室に長く通って来られているUさん。定年退職後にずっとやりたかった油絵の教室に通い始めたそうです。

そんなUさん、油絵教室の展示会に飾るための額縁を自分で制作していました。

11月末にある展示会に向けて夏頃から製作を開始した額縁。今日、ギリギリ完成しました。

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フルーツなどを描いた絵には、クルミ材の額縁。

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ビンを描いたのには、ウォールナット材の額縁を。

クルミは日本、ロシア、中国のクルミの木から採れた材です。ウォールナットは同じクルミの仲間ですが、北米産のクルミはブラックウォールナットと呼ばれるように濃い茶褐色が特徴です。同じクルミの仲間でも産地によって色が異なります。色が違うとだいぶ雰囲気が変わるので見落としがちですが、その木目はよく似ています。同じ仲間というのが納得できるぐらい木目は似ています。

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こちらは大きめの絵。額縁の材はチェリー材です。時間が無くなったため、こちらの額縁はスタッフの手がかなり入っています。絵を入れてみると、絵の中の壁の色と額縁の色が同系色だったため、少し締まりがないように見えています。ウォールナットで作ったほうが良かったのでは?なんて声も出たりしてましたが…

自分で描いた絵を自分で作った額縁で飾る。うーん、これは最高に楽しい趣味でしょ!

無垢材の額縁制作ですが、思っているほど簡単ではありません。角をピッタリと合わせるのはかなり高度な技が必要です。

45°同士もくっつけて90°にする部分の事を留めと呼びます。この留めをきっちり合わせるのが難しい…

機械で45°に切ってしまえば、キレイにいきます。しかし、鋸で切って、カンナで微調整して仕上げるのは結構大変です。少し間違えればまたやり直し。無限に続くのではないかと思う作業にウンザリさせる方もいます。簡単にできるだろうと思って始めて、制作中に『なめてたわ!』と思う方がたくさんいます。

それでも、自分で作ったものは多少、ボロがでていても愛おしいものです。まして、自分の描いた絵を飾るならなおさら…

瑞木@相模湖

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